自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆ブログの技術⑧

2005年12月02日 | ⇒ノウハウ検証

  「ブログを書いている」と知人に話すと、「毎日書くのか」とよく問われる。そんなときは「ブログは続けることで意味がある」としか答えられない。では、どのような間隔で続けるのかということになる。つまり、毎日なのか、毎日ではないにしろ定期的なのか、たまにの不定期でよいのか、月何回くらいか-など。結論から言えば、「決まりなどない。自由に書けばよい」のである。

     テー「ブログは毎日書くのか」

   日記には「三日坊主」という言葉が連想されるくらい、続けるのは難しいと相場は決まっている。小さいころから50歳を過ぎた今でも日記を書いているという人が稀にいる。そんな尊敬に値する私の知人の場合、仕事のことはほとんど書かず、子どもの成長や身の回りのこと、庭や通勤路の草花など「生活日記」風である。仕事と言えば、「出張先で訪れた街の感想や職場の仲間の慶弔ぐらい」と。寝る前の歯磨きの前に書くことを習慣づけているそうだ。

   日記は公開される前提で書いているわけではないので、おそらく彼の日記にはプライバシーのことが「満載」されているのだろう。公開を前提としない日記では書こうと思えばネタは豊富にあるのだ。ところが、ブログのように公開を前提とすると、仮に匿名であったとしてもテーマは制約される。実名だとさらにネタの範囲は狭まる。途中まで書いて、「誰それに見られたらヤバイな」と思ってしまうと書けないものだ。日記帳では書けても、ブログでは書けない場合もある-と割り切る必要がある。

  私の場合、ことし4月28日に「自在コラム」を立ち上げて、11月30日までで163本のブログを書いた。163本÷217日=0.751、つまりブログ(を書く)率75%である。当初は張り切って一日2本書いたこともある。ペースとすれば自分で言うのもおかしいが、「とても優秀」だと思う。何しろ、総務省は2005年3月末時点の国内ブログ利用者数は延べ約335万人、アクティブブログ利用者(ブログ利用者のうち、少なくとも月に1度はブログを更新しているユーザ)数は約95万人と発表している。総務省の定義では、月1回書けば「アクティブブログ利用者」なのだ。

   パーフェクトを目指したい人はどうぞ、月1回でもアクティブなのだ。統計ではアクティブでないブログは全体の3分の2以上もある。そのように考えれば、書く方は随分と楽になるはずだ。

 ⇒2日(金)朝・金沢の天気  あめ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする