蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『鎌倉@大船』さんの大きな「だし巻玉子」

2015-04-12 11:05:00 | 神奈川県(鎌倉市)

今年の春は公私ともに何だかとても忙しい・・・。

ということで、久しぶりにのんびり出来る日曜日が訪れたことから、JR東海道本線・大船駅から徒歩15分程度のところにある『手打そば・鎌倉』さんの暖簾を潜ってみることにしました。

お店に到着して早速扉を開けてみると、以前は座敷席のみだったらしい畳のフロアが目の前に広がります。
そして靴を脱いで、先客のいない畳のフロアに上がって4人掛けのテーブル席に着きます。

靴を脱いで座敷に上がり、ちゃぶ台ではなく椅子のあるテーブル席で料理をいただくというスタイルはけして珍しくはありませんが、この、「靴を脱ぐ」&「椅子席」の組み合わせって、足が疲れることも無く、ゆったりくつろぐことが出来るので、とても好きなスタイルです。


さて、まずは蕎麦前をいただこうと思い、一人静かに落ち着いた雰囲気に浸りながらメニューを眺め、「心を休ませてくれる」という一言が沿えられている「たる酒・菊正」(菊正宗?)と「だし巻玉子」をお願いします。


お酒と料理をお願いし、メニューや店内の様子を眺めていると目の前にお盆が置かれます。

お~!、そうきましたか。

目の前に置かれたお盆の上には、升に注がれた菊正宗を中心に粗塩と「えのきおろし」と「芹のお浸し」が並べられていて、蕎麦前はこれだけで十分だったかな?という嬉しい一品となっています。

そして、まず菊正宗を一口いただいてみると・・・。
お~!!、冷え具合も程良く、スッキリした辛口が旨いです。

続いて「芹のお浸し」をつまんでみると・・・。
お~!!!、ほんのり感じる苦味と青々しさがとても美味しく、冷えた菊正宗が進んでしまいます。

「お酒は一杯だけ」と決めているならば、これだけで十分楽しめる菊正宗のセット(?)になっていて、これで600円はとてもお得な内容ではないかと思います。


さて、菊正宗をいただきながらくつろいでいると、「だし巻玉子」が目の前に置かれます。
写真を撮る際、対比できるものを入れて写さなかったので大きさは分かりませんが、かなりデカイです。

その、大きな玉子焼を一ついただいてみると・・・。
味わいと甘さは控えめで、外はカリカリだけど中は柔らかいという、厚揚げのような食感です。
それにしても大きな玉子焼で、食べても食べてもなくならない感じです。


十分な量と内容の蕎麦前をいただいたことから料理もお酒も追加せず、そろそろ蕎麦をいただこうと思い再びメニューを広げてみると、基本の「せいろそば」(二八?)の他に、田舎や御膳、更には季節の変わり蕎麦まであってなかなか充実した品揃えではありますが、う~ん、「せいろそば」が1300円ですか・・・。

でもまぁ折角なので、「三色そば」(2000円ですが)をいただいてみることします。


まず最初に運ばれてきたのは「田舎」で、歯応えも良く、いかにも蕎麦を食べているという風味と味わいが感じられまずまずです。それにしても量が多く、普通の1人前以上あるように思います。


続いて運ばれてきたのは「柚子御前そば」で、柚子の香りがしっかり感じられなかなか美味しいです。
それにしても量が多く、2枚目で既に「もう十分」という状態です。


そして最後に「せいろそば」が運ばれてきましたが、最後は頑張って食べたという感じでしょうか?。

メニューを見た際、三色で2000円は正直少々高額かな?という印象でしたが、1枚1枚の蕎麦はそれぞれ普通盛り以上の量で、1枚650円の蕎麦が3枚と考えれば納得の価格のように思います。

なお、メニューには「各大盛り200円増し」とありましたが、元々の量が多いと想像できるので、多くの場合は普通盛りでも十分ではないかな?と思います。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打そば・鎌倉』さんは、全てが大盛りサイズでしたが、量による満足感だけでは無く、接客にもお店の雰囲気にも満足感を感じることの出来るお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。



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