蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『藤かけ@横浜・平戸』さんの美味しい「だし巻き玉子」

2013-05-05 23:17:32 | 横浜市(戸塚区)

夫婦2人で昼食を取ることになった連休終盤の日曜日、たまたま車で外出している最中だったことから、「徒歩やバスで行くことは出来るが、車でなければ訪れるのが難しい。」と思っていた国道1号線沿いにある『手打ち蕎麦・藤かけ』さんへ行ってみることにしました。

お店に向いながら時計を見ると、お店に到着するのが12時少し過ぎになりそうで、また、祝日と日曜日が重なった5月5日に営業しているかどうかも分らなかったことから、うちの奥さんには「休みかもしれないし、混んでいたら別のお店に移動する。」ということを予め伝えてお店に向いました。

お店に到着したのは12時少し過ぎの昼時ではありましたが、先客は年配の夫婦1組だけで、「いらっしゃいませ!。」という年配男性の活気ある一言に迎えられながら4人掛けのテーブル席に着きます。

広々としたテーブル席に着いて早速メニューを広げてみると、蕎麦も料理も充実していて楽しい一時が過せそうでしたが、残念ながら車で訪れていることから今日は蕎麦茶で料理と蕎麦をいただきます。

メニューを眺めながらあれこれ考えた結果、美味しい料理を並べてしまうと飲みたくなってしまうので、「鴨」はパスすることにして、お蕎麦屋さんで外すことのできない「だし巻き玉子」と天ぷらをいただくことにします。
なお、天ぷらは、「舞茸天ぷら」、「野菜天ぷら」、「かき揚げ天ぷら」など様々なメニューがありましたが、その中から「穴子・野菜天盛り合せ」をいただくことにしました。そして、今日は飲まないので最初から蕎麦(せいろ&とろろせいろ)を注文します。

すると、女性の店員さんから、「穴子・野菜天盛り合せ」&「せいろ」を注文するならば、「穴子・野菜天盛りせいろ」(天せいろ)の方が安いです。と提案され、内容が変わらないことと、蕎麦汁と天汁が別ということを確認して、「穴子・野菜天盛りせいろ」に変更してもらうことにしました。
お蕎麦屋さんで天ぷらをいただく時ですが、蕎麦汁で天ぷらを食べることに抵抗も問題もありませんが、蕎麦と天ぷらを同じ猪口で食べることを好まず器は分けたいと思っていることから、1つの猪口で両方を食べるお店では基本的に「天せいろ」は注文せず、「天ぷら単品」と「せいろ」の組み合わせで注文するようにしています。
まぁ、「それでも良い。」という場合もありますが・・・。

清潔感の漂う、とても静かな空間の中で料理を待っていると、まずアツアツの「だし巻き玉子」が運ばれてきます。
熱いうちにいただきたいので早速いただいてみると、箸で挟んで持ち上げることが大変な程柔らかく、どっしりした重量感が感じられます。そして一口いただいてみると、甘さ控えめながら出汁の効いた美味しい「だし巻き玉子」です。さらには、混ぜられている「三つ葉」(かな?)がちょっとしたアクセントになっていて、他のお店でいただく「だし巻き玉子」とはまた一味違った一品に仕上がっています。


美味しい「だし巻き玉子」をいただきながら蕎麦を待っていると、タイミング良く「穴子・野菜天盛りせいろ」が運ばれてきます。天ぷらは、穴子も大きく、野菜の品数も多いことから2人でいただくには十分な量で、穴子に少し生々しさが感じられるものの、程好い食感でいずれも美味しいです。

さて、あまり見かけない、白木の蒸篭(箱?)に入れられている主役の蕎麦ですが、思っていた以上にしっかりした歯応えの蕎麦で、「腰がある」というより「やや硬めに茹で上がっている」といった印象です。そして、控えめでスッキリしたやや辛口の蕎麦汁と一緒にいただくと、キリッとした食感がとてもいい感じで、うちの奥さんも満足してくれるサッパリした美味しい蕎麦でした。
なお、蕎麦の量が少なく見えますが、実際にいただいてみると少ないという印象は無く、十分な量だと思います。


今日、急遽思い立って蕎麦をいただくことになった『手打ち蕎麦・藤かけ』さんは蕎麦と料理が美味しいのはもちろんのこと、清潔感の漂う綺麗な店内と、接客を担当している女性の丁寧な対応と、厨房から聞こえてくる「いらっしゃいませ!。」、「ありがとうございました!。」という活気のある大きな声(ご主人の声?)がなかなか好印象のお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。