【映画がはねたら、都バスに乗って】

映画が終わったら都バスにゆられ、2人で交わすたわいのないお喋り。それがささやかな贅沢ってもんです。(文責:ジョー)

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2007年総集編

2007-12-31 | ■2007年総集編

2007年話した映画の一覧です。興味のある映画をクリックするとその映画の会話にとびます。

品93系統
●大井競馬場前:「雪に願うこと
⇒新浜川橋:「みえない雲
⇒勝島:「イカとクジラ
⇒勝島一丁目:「長い散歩
⇒東京運輸支所前:「愛の流刑地
⇒都立高専前:「ディパーテッド
⇒都立八潮高校前:「不都合な真実
⇒品川警察署入口:「それでもボクはやってない
⇒東品川三丁目:「幸福な食卓
⇒昭和橋:「魂萌え!
⇒天王洲橋:「どろろ
⇒東品川一丁目:「グアンタナモ 僕達が見た真実
⇒品川車庫前:「長州ファイブ
⇒品川駅前:「ハッピーフィート
⇒新高輪プリンスホテル前:「ドリームガールズ
⇒高輪三丁目:「エレクション
⇒高輪警察署前:「さくらん
⇒明治学院前:「
⇒白金小学校前:「ボビー
⇒白金台駅前:「バッテリー
⇒白金台五丁目:「今宵、フィッツジェラルド劇場で
⇒上大崎:「孔雀
⇒目黒駅前:「ラストキング・オブ・スコットランド

虹01系統
●浜松町駅:「松ヶ根乱射事件
⇒浜松町駅前:「ブラックブック
⇒海岸一丁目:「絶対の愛
⇒竹芝桟橋::「ホリデイ
⇒日の出桟橋:「ブラッド・ダイヤモンド
⇒芝浦埠頭駅入口:「オール・ザ・キングスメン
⇒お台場海浜公園駅:「檸檬のころ
⇒フジテレビ前:「東京タワー
⇒台場駅前:「ツォツィ
⇒船の科学館駅前:「ロッキー・ザ・ファイナル
⇒日本科学未来館前:「神童
⇒東京湾合同庁舎前:「クィーン
⇒テレコムセンター駅前:「バベル
⇒パレットタウン前:「秒速5センチメートル
⇒フェリー埠頭入口:「黄色い涙
⇒東京ビッグサイト:「あしたの私のつくり方

東20系統
●東京駅丸の内北口:「パラダイス・ナウ
⇒呉服橋:「フランドル
⇒日本橋:「約束の旅路
⇒兜町:「パッチギ LOVE&PEACE
⇒茅場町:「14歳
⇒新川一丁目:「しゃべれどもしゃべれども
⇒永代橋:「ボラット
⇒佐賀一丁目:「ザ・シューター 極大射程
⇒永代二丁目:「300
⇒門前仲町:「プレステージ
⇒不動尊前:「恋する日曜日 私。恋した
⇒富岡一丁目:「ゾディアック
⇒木場二丁目:「きみにしか聞こえない
⇒木場駅前:「憑神
⇒木場三丁目:「ダイ・ハード4.0
⇒木場四丁目:「キサラギ
⇒東京都現代美術館前:「雲南の少女 ルオマの初恋
⇒白河:「善き人のためのソナタ
⇒森下五丁目:「サイドカーに犬
⇒菊川駅前:「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
⇒菊川三丁目:「街のあかり
⇒住吉一丁目:「転校生 さよならあなた
⇒住吉駅前:「ボルベール<帰郷>
⇒毛利二丁目:「傷だらけの男たち
⇒錦糸堀:「魔笛
⇒錦糸町駅前:「レミーのおいしいレストラン

池86系統
●東池袋四丁目:「殯の森
⇒東池袋一丁目:「夕凪の街 桜の国
⇒池袋駅東口:「河童のクゥと夏休み
⇒南池袋三丁目:「トランスフォーマー
⇒東京音楽大学前:「天然コケッコー
⇒千登世橋:「怪談
⇒学習院下:「遠くの空に消えた
⇒高田馬場二丁目:「シッコ
⇒学習院女子大前:「長江哀歌
⇒都立障害者センター前:「デス・プルーフinグラインドハウス
⇒新宿コズミックセンター前:「オフサイド・ガールズ
⇒大久保通り:「HERO
⇒東新宿駅前:「22才の別れ Lycoris葉見ず花見ず物語
⇒日清食品前:「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ
⇒新宿伊勢丹前:「包帯クラブ
⇒新宿四丁目:「めがね
⇒千駄ヶ谷五丁目:「プラネット・テラーinグラインドハウス
⇒北参道:「陸に上った軍艦
⇒千駄ヶ谷小学校前:「人が人を愛することのどうしようもなさ
⇒神宮前一丁目:「サウスバウンド
⇒表参道:「パンズ・ラビリンス
⇒神宮前六丁目:「象の背中
⇒宮下公園:「サッド ヴァケイション
⇒渋谷駅西口:「ヘアスプレー
⇒渋谷駅東口:「グッド・シェパード

東16系統
●東京駅八重洲口:「クワイエットルームへようこそ
⇒通り三丁目:「Always 続・三丁目の夕日
⇒八丁堀二丁目:「レディ・チャタレー
⇒亀島橋:「4分間のピアニスト
⇒新川:「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた
⇒住友ツインビル前:「once ダブリンの街角で
⇒リバーシティ21:「タロットカード殺人事件
⇒佃二丁目:「椿三十郎
⇒月島駅前:「犯人に告ぐ
⇒新月島公園前:「シルク
⇒日本ユニシス本社前:「この道は母へとつづく
⇒IHI前:「ボーン・アルティメイタム
⇒豊洲二丁目:「アメリカン・ギャングスター
⇒豊洲駅前:「魍魎の匣
⇒深川五中前:「再会の街で
⇒東雲橋交差点:「中国の植物学者の娘たち
⇒この先は、2008年へと続く・・・

今年はこれでおしまい。よい年を。

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「中国の植物学者の娘たち」:東雲橋交差点付近の会話

2007-12-29 | ★東16系統(東京駅~ビッグサイト)

ジャスコっていやあ、イオングループだな。
じゃあ、澄んだ空気が流れているのかしら。
どうして?
だって、マイナスイオンでしょ。
おもしろい連想するね、お前。
マイナスイオンがみなぎっている「中国の植物学者の娘たち」みたいな映画を観たからかな。
まあ、中国の孤島の植物園を舞台にした映画だからな。空気にはマイナスイオンが満ちているかもな。
孤島の植物園っていう舞台設定だけで何か起きそうなのに、そこに住む女性と実習でやってきた女性の間に愛が芽生えるなんて、ドキドキする設定よね。
たゆたうような映像の美しさは、まるで夢の中のできごとのようだった、って言いたいんだろ、お前は。
そう、そう。二人の女性の禁じられた恋が、美しい光景の中で繰り広げられるんだから、切なさもいっそうよね。切り立った山々の風景とか、水辺の結婚式の光景とか、エキゾチックそのもの。
でも、こういう設定であれば、もし「魚と寝る女」とか「」とかで独特の世界観を築いている韓国のキム・ギドクあたりが撮っていたら、もっと息詰まるような映画に仕上がっていたんじゃないのか。
ああ、また、名監督と比べてしまうという、あなたの悪い癖が出た。どうして、そういう雲の上の存在とばかり比較したがるのかなあ。
でも、こういう魅惑的な設定だったら、もっともっと密度の濃い映像になりそうなのに、どこかしら行くところまで行き着いていない歯がゆさが残るんだよなあ。
こんなに美しい映像以上に何が必要だっていうの?
なんか、女性同士の愛が崇高なことのように描かれているけど、彼女たちに振り回される男たちにとっちゃ、いい迷惑だぜ。
あら、どこが迷惑なのよ。
二人の愛を隠すために、偽装結婚する相手の男。彼女たちの秘密を知って激怒する様をまるで悪者みたいに描写しているけど、彼の立場に立てば、青天の霹靂だぜ。女性たちの父親だって、二人の関係を知れば心が乱れて当然なのに、あんな目に遭って、ひどすぎやしないか。しかも、その後の二人の描写は、まるで愛に殉じた悲劇のヒロイン気取りだ。
だって、悲劇のヒロインなんじゃないの?
そのあたり、ちょっと古臭い感じがして、キム・ギドクならもっと違う展開になっていたんじゃないかと思ったりしたんだ。
もっとひねりが必要だってこと?あなたは、ひねくれた映画を見すぎているのよ。もうちょっと素直に映画を楽しんだらどうなの?
なんかな。「シルク」が外国人の頭の中だけにある日本を描いたように、これも外国人の頭の中だけにある中国を描いたような人工的な感じがちょっとするんだよな。
だから、考えすぎだって。それこそマイナスイオンでも吸って頭の中をクリアにしたら。
でも、ジャスコにマイナスイオンがあるかどうかは疑問だぜ。
じゃあ、イトーヨーカ堂なら?
うーん、おもしろい連想するね、お前。


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ふたりが乗ったのは、都バス<東16系統>
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「再会の街で」:深川五中前バス停付近の会話

2007-12-26 | ★東16系統(東京駅~ビッグサイト)

近ごろはボーリングのピンがある建物もどんどん消えているわね。
時の移り変わりを感じるよな。グダグダとボーリング場でとぐろを巻いていた同級生たちとも、いまや離れ離れだ。
町で偶然会ったときの変わりようにびっくりさせられることもあるわよね。
そうそう。クラスで一番成績のよかったやつが大学院に行ったばかりに仕事にあぶれて家でブラブラしていたり、いつも問題を起こしていたバカが金融系の仕事が当たって大もうけしていたり。
世の中、一寸先はわからない。
そんな人生の機微を感じるアメリカ映画が「再会の街で」だ。
いえいえ、「再会の街で」は、そんな生易しい話じゃないわよ。久しぶりに会った大学時代の友人が、9.11の事件で家族を一瞬に失ったばかりに心が廃人同様になっていたっていう話なんだから。
9.11で妻子をいっぺんに失った男をアダム・サンドラーが演じ、彼の大学時代の友人をドン・チードルが演じている。
とても誠実にね。
あの事件から6年。9.11を扱った映画といえば「ワールド・トレード・センター」とか「ユナイテッド93」とかがあるけど、ああいう風に直接的に事件を描いた映画じゃなくて、残された人々の姿をじっくり描いた映画というのは、まだあまりないんじゃないか。
事件が人々の心の奥に与える影響を冷静に描くには、それだけの時間が必要だっていうことなんじゃないの?
ベトナム戦争のときも、心への影響を描いた映画が登場するまでは、結構年月がかかったもんな。
でも、9.11映画ととらえなくても、大事な人を失って心を病んだ人がその痛みをどう癒していくかを描いた普遍的な映画として、十分見ごたえがあったわよ。
亡くなった妻の両親がありし日の写真を見せようとすると、彼は大暴れして、両親に言う。「そんな写真を見なくても、街を歩けば全員が妻の顔に見えるんだ」と。
息詰まるひとことよね。
一方的に励ましたりするんじゃなく、その人の悲しみに寄り添えってことだよな。
とにかく、最初はほんのささいなことでも事件に関係のあることを話題にしただけで拒否反応を起こしていた主人公が自分の口から家族のことを話し出すまで、友人はただ寄り添うことしかできない。
というか、寄り添うことが一番の励ましなんだよな。アダム・サンドラーがどう回復していくか、という以上にドン・チードルのような周囲の人がそれにどう気づいていくかっていう映画でもある。
しかも、寄り添っているうちに、自分の心の中にある痛みも回復していくっていう展開が素晴らしいのよね。それがあるから、誰もが他人事としてではなく、自分のこととして映画を捕らえることができる。
それにしても、アダム・サンドラーが乗り回しているあの立ち乗りスクーター。スイスイ走れて、あれ、いいなあ。
日本じゃ、道交法違反になるんじゃないの?
そうかな。これだから島国は困るんだよなあ。アメリカに移住しちゃおうか。
そんなことしたら、あなたの同級生はびっくりすると思うわよ。”Today is not Monday."を「東大なんか問題じゃない」って訳してた英語音痴がアメリカに渡ったって。
そんな古い話をするなよ。無神経に昔の傷に触れてはいけない、っていうのがこの映画の主題なんじゃないのか。
うーん、傷の質が違うと思うけど。
たしかに。


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「魍魎の匣」:豊洲駅前バス停付近の会話

2007-12-23 | ★東16系統(東京駅~ビッグサイト)

遠くのほうにぼんやりと浮かび上るあの建物は何かしら?
うーん、魍魎の匣かな。
そんな縁起の悪いこと、言わないでよ。「魍魎の匣」は映画だけでたくさんよ。
でも、意外におもしろかったぜ、原田真人の「魍魎の匣」。
まあ、人は好き好きだから、ああいう猟奇的な世界に魅力を感じる人もいるんだろうけどね。
いや、そういう意味じゃなくて、観ている間中、いろんな映画を思い出しておもしろかったって言ってるんだ。
たとえば?
ミステリアスかつユーモラス雰囲気は「犬神家の一族」をはじめとする市川崑の金田一耕助シリーズみたいだし、会話やストーリー展開の強引なまでの速さは大林宣彦の「理由」みたいだし、阿部寛が出てくれば当然「トリック」を思い出すし、東京の風景はTBSのテレビドラマ「華麗なる一族」みたいだし、猟奇的な部分は江戸川乱歩の小説みたいだし、無数の線でつながれた人体はなぜか「羊たちの沈黙」を思い出すし、手足を失った体を見たときには「ジョニーは戦場へ行った」まで浮かんでしまった。
よく、そんないろんな映画を思い出すわね。でも、映画フリークの原田真人監督だから、どこかで見たような映像が出てきてもしかたないわね。
いや、俺が言いたいのはそういうしかたないってレベルの話じゃなくて、そんなぼんやりとした映画の記憶みたいなものが、この映画の全体にまとわりついているっていうことなんだ。
ぼんやりとまとわりついてくる存在?それこそが、魍魎なんじゃないの?この世界を覆うあいまいな空気みたいなもの。
なるほど、うまいこと、言うね。じゃあ、この映画全体が、魍魎の匣という話の本質を表現しているってことか。
そう考えると、宮藤官九郎の恐ろしい顔とか、寺島咲や谷村美月の最期の姿を見て、ただ単に気持ち悪いとばかり言ってられないわね。
気持ち悪い?そんなことはないだろう。本来陰気な話なのに、息を抜ける部分もあるし、妙に明るい部分もある。お祓いの場面の堤真一の立ち居振る舞いなんて、歌舞伎役者みたいで、男でも惚れ惚れする。
男たちの立ち姿は魅力的よね。堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮迫博之がそろって乗り込んでいく場面なんて、もう少しで鳥肌が立ちそうだったわ。
黒木瞳だってよかったぜ。特に、映画中映画の時代劇の立ち回り。
というか、あれが一番印象に残った。あの場面をブローアップして原田真人監督に一本時代劇を撮らせたら、傑作ができあがるかもね。
ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観て、山崎貴監督に怪獣映画を撮ってほしくなったようなもんだな。
謎解きっていう意味ではあんまりすっきりしないし、人間関係もなんかつくりものって感じがするけど、そうじゃない部分に目を向ければ結構おもしろい映画だったのかもしれないわね。
なんだよ、その中途半端な感想は。
だから、言ってるじゃない、魍魎って本来あいまいなものなのよ。
じゃあ、あそこに浮かぶ建物、あれの正体もあいまいなままでいいってことか。
そうね。何だか知らないほうがいいかもね。


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「アメリカン・ギャングスター」:豊洲二丁目バス停付近の会話

2007-12-19 | ★東16系統(東京駅~ビッグサイト)

ららぽーと豊洲にもスターバックスが入っているのね。何飲みたい?
アメリカン。
どうして?
よく言うだろ、アメリカン・ギャングスターバックスって。
言わない。
「アメリカン・ギャングスター」は来年の一月公開だから言わないだけで、公開されれば、みんなが言うようになるぞ。
ならない。
つれないねえ。そうは言うけど、公開より一足先に観た「アメリカン・ギャングスター」は、深煎りコーヒーのように味わいのある映画だったぞ。
だったら、エスプレッソでしょ。アメリカンじゃないじゃない。
うーん。だったら、正統派のアメリカ映画の香りがした、って言うのはどうだ?
デンゼル・ワシントンが麻薬シンジケートのボス、彼を追う捜査官がラッセル・クロウという組み合わせのギャング映画なんだから、正統派の味わいにはなるわよね。
しかも、監督が「ブラック・ホークダウン」のリドリー・スコットだ。観ていてつまらないわけがない。
「ブラック・ホークダウン」ていうより、「エイリアン」とか「グラディエーター」のリドリー・スコットって言うべきでしょ。
まあ、代表作といえばそうなるんだろうけど、ソマリアでのアメリカ軍の敗戦を描いた「ブラック・ホークダウン」のあの戦場の混乱、最前線で戦っている人間には全体の状況がまったく見えないという恐怖感は、いまだに記憶に残る。もっと評価されていい映画だと思うぜ。
でも、あの映画では戦いの相手の黒人が、まったく人間的に描かれてない。同じ血が流れる人間なんだという意識が欠けてるんじゃないの?
好きでもないのにソマリアに派遣されたアメリカ兵からすれば、そう見えるんだよ。
黒人は自分たちと同じ人間じゃないってこと?
こんどの「アメリカン・ギャングスター」の中にもあるじゃないか、「暗黒街の人間は、黒人が暗黒街でのしあがるのがいちばん許せない」みたいなセリフが。
表社会だけでなく、裏社会にまで差別があるってことね。
映画の世界だって、いつもヒーローを演じるデンゼル・ワシントンが悪者を演じるなんて、珍しいと思うかもしれないが、つい30年前は、逆に黒人がヒーローを演じるなんて考えられなかったんだから。
そういう時代の話だしね。
悪に手を染めているのに家族は大切にするゴッドファーザーみたいなデンゼル・ワシントン、離婚調停中で必ずしも品行方正でない捜査官ラッセル・クロウ。それぞれにソツなく演技をしているんだけど、追う側と追われる側が交わることがない。二人は平行線をたどったままデンゼル・ワシントンが捕まって終わるのかと思ったら・・・。
ああいう形で一対一の対決場面が出てくるとは思わなかったわ。最後に二人の演技が火花を散らす。
ちょっとデンゼル・ワシントンがいい子になっちゃった、という印象もあるけど、まあ、実話だからな。
え、そうなの?
どこまで事実に即しているかは別にして、国をまきこんだ大事件だったらしいぞ。
ワイロ、ワイロで軍も警察も全部染まっているってことね。
おおげさに言えば、上から下までアメリカ中がな。
それで、「アメリカン・ギャングスター」なんて大仰なタイトルになっているのね。
俺は、アメリカン・ギャングスターバックスにしてほしかったけどな。
わかった、わかった。で、結局何飲むの?
だから、アメリカンて言ってるだろ。
そんなメニュー、スターバックスにはないわよ。
うそ!
そういうときは、カフェ・アメリカーノください、って言うの。
じゃあ、俺たちが観たのは「ギャングスター・アメリカーノ」だ。


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