今、どこ?

日々思いついたことをちょこちょこ書き込む備忘録的な何か。

ストレッチャー!

2014年06月03日 | Weblog
さっき、ドラマ「ホワイト・ラボ」の第6話みてたんですがね。

何か急に思い出したんですよ。

数年前に手術した時のこと。

ソウル郊外の大きな病院でやったんですけどね・・・。


普通、手術前の患者さん、病室から手術室まで運ぶ時ってどんなです?

ドラマだと、「○○ちゃん、大丈夫だから!」とか言って家族が応援してくれるのを、ウンウンとうなずきながら看護婦さんがゴロゴロとストレッチャーで運んでいくじゃないですか。

あんなの、なかったっす。私の場合。

まず、看護婦さんはストレッチャー運びません。

なんか見習いみたいな、むさ苦しい若手の男性たちがやってきて、担当の看護婦さんの指示で「○号手術室に運んで」みたいに命令されます。

それに従って私は病室のベッドからストレッチャーに載せ替えられ、寝たままゴロゴロと運ばれていくのですが・・・

エレベーターはストレッチャー運搬専用のものを使うので、そこでまず旦那は「ここまでです。」と乗り込みを止められ、病室で待機。

私は二人の見習いたちによってゴロゴロとエレベーターに乗せられ、手術室まで運ばれるんですけどね。

エレベーターが専用乗り口なんで、普段人が乗ってこない。まわりに誰もいない。

そしたら、運んでるコイツら。

誰も見てない、と思ってエレベーターの中ではスマホはいじりだすし、おしゃべりべらべら始めるし。

しかも、エレベーター降りてから私のストレッチャー「ポーン!ポーン!」と勢い良く押し出すんですよ。

押して加速させ、出来るだけ勢いで動かそうとするんですね。

っていうのも、ものすごくタイヤが良くて少しの力でグングン進むので、気持ちいいんではなかろうかと。

それで、勢いつきすぎて手術室のドア少し超えちゃって・・・。

「おっとっとっと~!」と一人が捕まえた瞬間・・・。

私のストレッチャー・・・


ドリフト走行しましたの。

ストレッチャーがおケツ振りましてね。


私、泣き出しそうになりました。


手術室につくまで私、まるで貨物のような扱いされまして。

もう二度とあの病院で手術しまい・・・と心に決めましたの。

ま、手術費用、知り合い価格で安くなりましたしね。

文句は言いませんですけども・・・。



日本のドラマの手術前シーン見て、「やっぱ日本って良いよね」と思った次第です。