今、どこ?

日々思いついたことをちょこちょこ書き込む備忘録的な何か。

良いお年を。

2016年12月30日 | Weblog
突然ですが。

今年も残りあとわずか。

ツラツラと愚痴のようなことばかり書いてきたようなブログにお付き合いいただき、大変感謝いたしております。

来年もヒマをみつけては、重箱の隅をつつくような役に立つような立たぬよな、そんな気楽な感じで綴っていきたいと思っている次第です。

わたくしも明日よりしばらく日本へ一時帰国し、静かで穏やかな環境の中で「優しい心」を取り戻しつつ、心の充電をはかりたいと思います。

寒さ厳しき折、風邪など引かぬようご自愛くださいませ。

来年も健康で明るく希望に満ちた一年となりますように!

良いお年を~


日式とは

2016年12月29日 | Weblog
朝起きると、外は真っ白。

夜の間に雪が積もっていた。

あ~、寒い。。。ヘックション!

ところで。

今日、テレビをつけたらOBSという放送局でグルメ番組をやっていた。

出てきたのは「すき焼き」が有名な鍋専門店。

しかし、その見た目も作り方も大きく間違えている。

ステンレス製(鉄鍋ではない)の鍋にネギ、えのき、しいたけ、白菜、にんじんまでは許す。

しかし、そのあとスライスかぼちゃ、チンゲンサイに続いて薄く色の付いただし汁?薄口醤油ベースのスープ?といったよくわからないものを入れ、そこにスライスした牛肉を数枚乗せて煮込む。

そんなものを「すき焼き」だと言って紹介していた。

コンニャクなし、豆腐もなし。


はぁ!?

割り下は無いんかい!

それ、すき焼きやないし!!!

しゃぶしゃぶもどきか、ただの鍋やん!!!


と思わず一人ツッコミ入れてしまった。

しかも、それを紅葉おろしみたいなもので食べたり、生卵溶いたやつで食べたりしとったし。

あんなもんをよく「すき焼き」だなどと言えたもんだ。

呆れてものが言えんわ。

と思っていたら。


そのすぐあとSBSという他の放送局で「生活の達人」という番組をやっていた。

今日は特別番組で、「2016年10大・味の達人」といった内容。

これでプサンのとある寿司屋を紹介していた。

そこは「太巻き」が人気だそうだが、「どうせまたニセモノ日本料理だろう」と思っていた。

んが!しかし。

驚くことに、その店の太巻きにはちゃんと「かんぴょう」とピンクの「さくらでんぶ」が入っていた!!!

韓国のキンパプとは全然違う。本物。

厚焼き玉子(これもキレイなぶ厚い卵焼き)、ゆでほうれん草をさくらでんぶの上に乗せ、さらにかんぴょうを敷いてくるりと巻いたもの。

お店ではそれを「フトマキ」という名で出していた。

ただ、それを番組では「日式キンパプ」と呼んでいたが。

かんぴょうも店で手作りしていて、思わず感嘆の声をあげてしまった。


韓国の「キンパプ」は、簡単に安く美味しく食べられるもの、という意識が強い。

安い所は1本1000ウォンぐらいから、高くても2000ウォン程度で売っている。

コンビニや街なかの露店、売店でも売っているほど「お手軽食品」なのだが、日本人にとって、「太巻き」はそんなお手軽なものではないはずである。

少なくともうちでは、両親の田舎へ帰省するとばあちゃんが「お盆でみんなくるから」、「正月でお客さんが来るから」と言った時にだけ作るものであった。

助六なども今ではコンビニなんかで気軽に買えるが、昔は寿司屋でテイクアウトするちょっと贅沢なものであったような気がする。

私にはそう言う意識が強いからなのか、寿司職人のおじいちゃんが、しかも韓国で日本の太巻きを本来の作り方でひたすら数十年も作っていることに只々感動してしまった。

2時間かけて煮込むかんぴょうは、日本で見るそれと同じ色ツヤ。

真っ黄色の大きな厚焼き玉子も日本と同じ。

韓国のような細長く鉛筆のように切ったものとは全然違う。

こうして日本の製法がおじいちゃんから現在の3代目まで受け継がれていた。

ただ、3代目が「本当はめんどくさいんですけどね。おじいちゃんが頑なに変えようとしないんで」と言っていたのが気になるが。


韓国ではまともな日本料理に出会える機会は本当に少ない。

これは、きちんと修行した職人があまりいないことに加えて、「日式」という看板を出せばとりあえず客が来るという理由がある。(何だかんだ言って韓国人は日本料理が好きだったりする。)

さらにそうした中途半端に日本料理を学んだ人が、勝手に韓国人向けにアレンジしてしまうことにも原因があると思う。

売り上げを上げるために多少アレンジを加えることはしょうがないとは思うが、原型がわからなくなったり、誤解を招くようなことはして欲しくない、と日本人の私は思う。

「しゃぶしゃぶ風」のものなら「当店オリジナルしゃぶしゃぶ」で良いではないか。

それをなぜ「すき焼き」という名前で出しているのかわからない。

割り下の無いすき焼き肉を生卵で食べた所で美味しいわけがない、というのにも店主は気づくべきである。

そしてそれをいかにも「紹介してやってるぜ」という体で放送している放送局にも問題があると思う。

本当の日本料理とはこういうものだ、という番組は「チャンネルJ」といった日本語専門放送局以外でほとんど観ることがないからである。

さらに言えば、日本の揚げ足ばかり取り、日本の悪口ばかり拡散している韓国の放送局は、そんな暇があればプサンの頑固おやじのように頑なに製法を守っている「職人」にもっとスポットライトをあてるべきである。

「老舗」がほとんどない韓国で、数少ない「職人」として頑張っている人々をもっと賞賛しても良いと思う。

韓国人の知人たちに「なぜ韓国には老舗がないのか?」「なぜ職人が少ないのか?」と聞いた所、みな口を揃えて「職人になるよりも弁護士や医者、学者など金儲けの出来る人、もしくは大企業に勤めてほしいと親やまわりがそう願うからだ」と言っていた。

こうした社会背景により、高度な技術を持ったわずかな職人が韓国から消え去っていってしまうのだろうか。

将来、職人たちが途絶えたとしたら、ソウルで食べられるものは、「フュージョン料理」という名のわけのわからないカオスなものやら、お手軽で安っぽいものばかりになってしまうのではないだろうか。

先恐ろしいことである・・・。

卵が~!

2016年12月22日 | Weblog
日本では「物価の優等生」と呼ばれる卵。

そんな庶民の味方、卵さん。

ここんとこ韓国では価格、恐ろしく爆上げ中。

先日、住んでいるマンションのすぐ近くにある個人のスーパーへ行った時、置いてある卵の値段に思わず悲鳴。ギャァァァアアア!

30個入り(韓国では普通。もちろん10個入りや15個入りもある。)の卵、普段なら5800ウォン(約560円)ほど。

それが8900ウォン!!!(約860円)

ウソやん!?と思って次の日大型スーパー、Eマートへ行ってみました。

するとそこにはもっと驚く光景が!

いつもなら山積みにされている卵コーナーがスッカスカ。

しかもまだお昼過ぎてすぐくらいの時間なのに。

残っている卵も、いつもなら4800ウォン程度のものが、6800ウォンになってました。

もうね、卵が高級品。ありえない。

これも鳥インフルエンザの全国的な流行のせいで、卵用の鶏がガンガン処分されているからだ、とニュースで言っていました。

同じく言ってましたが、卵の高騰で、製菓業界や製パン業、食堂などにも影響があるらしいです。

先日、ビールだのパンだのが値上がりし、今月20日からは農心(辛ラーメンの会社)がラーメンの価格を上げると発表していたばかり。

しばらく何食べたら良いんでしょう・・・。

お金がどんどん飛んでいく~~~~~~~


P.S.
本日23日、マンションの近くの個人スーパーでは、卵の価格がまたもや上昇し、とうとう30個入りのものが9600ウォン(約921円)となっていました。

クリスマスを前に、果物から野菜から何もかも値上がりしていて思わず大きなため息が・・・はぁ。

クリスマスマーケット

2016年12月21日 | Weblog
ベルリンのクリスマスマーケットの事件。

ものすごくショックです。

ついこの間ドイツに行ってきたばかりなので・・・。

今回、ベルリンには行かなかったのですが、回ってきた南ドイツでもあっちこっちでクリスマスマーケットは開催されていて、旦那の仕事で行った小さな町ですらちゃんと広場でマーケットがありました。

もちろん、ドイツ国内ではどこでもやってますし、ミュンヘンのような大きな街では、クリスマスマーケット会場が何ヶ所もありました。

旅の途中に行ったウィーンでもにぎやかに開催されていましたし、チェコにもクリスマスマーケットがありました。

私はドイツに行くまで「クリスマスマーケットって何?野菜とか果物売ってるマルシェ的なもん?」などと思ったくらいで、具体的にどのようなものか全然分かってなかったのですが、実際、行ってみて驚きました。

教会前の広場にたくさんの人、人、人・・・

クリスマスのジンジャーブレッドやキャンドル、お香、お菓子、ワッフル、ホットチョコ、ホットワイン、ソーセージ・・・食べ物から雑貨、帽子や革製品など様々な露店があり、会社帰りのサラリーマンやカップル、観光客でにぎわっていました。

日本で言うと、夏祭りにたくさんの夜店が並んでいるようなそんな感じの賑わい。(博多で言う放生会みたいな。)


スパイスを効かせたホットワインを飲みながら、白い息を吐きつつ雑談に興じる大人たち。

キラキラと輝く大きなクリスマスツリーの横には回転木馬。

くるくると回る木馬にまたがり、子供も大人も楽しそうに写真を撮りつ撮られつ。

美味しそうに焼きたてのソーセージ入りホットドッグを頬張るカップル・・・などなど。

目に入るキラキラとした風景と楽しそうな人々の顔がとても印象的でした。

そんな場所にトラックで突っ込んでいくとは・・・。

本当に残念でなりません。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。


そしてそんなクリスマスマーケット。

ソウルでもやるらしいです。。。
(日本語↓)
http://japanese.visitseoul.net/event-festival/2016%E3%82%BD%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9-MARKET_/19976?curPage=1
(韓国語↓)
http://economy.seoul.go.kr/archives/77128

今日、21日から31日まで、ヨイドにある漢江(ハンガン)公園であるそうで・・・。

今晩から雨が降るとの予報ですが、あがったら一度行ってみようかな?


しかし、本来のクリスマスって静かで厳かなもんじゃないのかね・・・?とか言うのは野暮なんかな・・・。

マルがピシャっとついとう。

2016年12月14日 | Weblog
さっむ~っ。

今日は朝からちょいちょいホコリみたいな雪が降っては止み・・・を繰り返しています。

朝のニュースでは、ソウルから東にある平昌(今度オリンピックやるとこ)からの中継で「現地は大雪」と言っていました。

今日から韓国はどこの地域も気温がガクッと下がり、金曜日ソウルの最低気温予想はマイナス9℃だとか。

そろそろ本格的に冬将軍が攻めてくるみたいです・・・

ところで。

さっき用事があってバス停でバスを待っていると、横っ腹に映画『君の名は。』の広告つけたバスが通り過ぎていきました。

韓国語のタイトルも「の え いるむん。(君の名は)」・・・そのまんま。

調べてみたら、韓国でも1月4日から上映らしいです。(http://your-name.kr/web/html/main.html)

ただ、その広告見て何だか「???」と違和感を感じたのですが、なぜだかわからずそのまま用事先へ行き、帰ってくる途中でその理由が判明しました。

韓国語のタイトルにも、「。」がついていたからでした。

それが違和感。



なぜなら、韓国語の句読点は「,」と「.」

日本の「、」と「。」じゃない。

カンマとピリオドだから。

ま、内容とは関係ないからいいんだけど。


この映画、日本では大ヒットしたらしいですね。

韓国人の友達が「この映画早く観たいんです!!!」と鼻息あらくして私に言ってきたので、どうしたのかと聞いたら、「わたし、前から新海誠作品の大ファンで、韓国には新海監督のファンって沢山いるんですよっっっっっっっっ!!!!」みたいな勢いで言われました。

スミマセン、私、まだ観てないんです・・・。

韓国でも流行るんですかねえ?

どうなんですかねえ???

空港へはお早めに。

2016年12月12日 | Weblog
寒いですなあ・・・。

とは言いつつ、ソウルは例年になく暖かい12月のような気がしないでもない。

例年ならこの時期、すでにブーツに手袋、マフラー、毛糸の帽子はデフォだったはず

なのに今年は外に出ても、手袋、マフラーをしている人はまばら、ブーツや毛糸の帽子もほとんどいない。

ま、暖かいことにこしたことはないけどね。

でも、朝晩は寒いのでもちろん家の中ではオンドル入れてます。


ところで。

先日、欧州から帰国したのですが、帰りのフランクフルト空港ではまあ散々な目にあいました。

フランクフルト駅から電車に乗って空港駅へ向かおうとした途端、列車がダイヤ調整の関係で駅を出てすぐの所で10分近く停車。

着いたのが出発ギリギリ2時間前。

それからアシアナ航空のチェックインカウンターへ行き(空港駅降りてからカウンターまでも遠い。)、チェックインしようと思ったのですが、私、実は旅の途中でスーツケースが壊れて新しいものを買っていて、それを免税処理してもらう予定でした。

なので、カウンターでその旨を伝えると、「先にチェックインして、続いてスーツケースと伝票、パスポートを持って課税免除のカウンターへ行ってください。終わったらスーツケース持ってまた戻って来てください」と言われました。

その課税免除のカウンター(その課税免除のカウンターもアシアナから遠い。)へ行こうと思ったら・・・。

なんとすでに韓国人っぽい人々と中国人っぽい人々がズラズラズラ~っと列をなしていました。

その列の長いこと長いこと。

欧州でブランド物を買い漁ったのか、それとも何が何でも税金払い戻ししてもらおうという意地なのか。

韓国人と中国人の性格から考えると、「どちらもYes」というところでしょう。

あまりに列が長く、これではそのあとのセキュリティチェックや出国手続きに間に合わない、と旦那も私も判断し、結局、税金の払い戻しはあきらめました。

ええ。ここであきらめといて正解でした。

そのあとがちょ~長かったから。

というのも、荷物検査とボディチェックがまあ厳しい。

私はデイパック一つとジャンパーだけを荷物検査のスキャンにかけ、あとは全体のボディを3Dでチェックする機械と、ドアの枠のような機械の2種類を通過したところで、ベルトのバックルの金属部分に反応が出たとかで、そこで女性の係員から「ベルトをゆるめろ」と言われました。

「えええ~!?」と思いましたが、その係員は、ゴム手袋をした手でベルトとズボンの間、そしてズボンとウェストまわりの間、さらにバックルに何か仕掛けられていないかをチェックしていました。

結果、何もないと判断され、そのあとはスキャンにかけた荷物とジャンパーを受け取って私は通過したのですが・・・。

旦那は持ってきていたカメラバッグがチェックで引っかかっていました。

しかし、その前に大問題。

旦那の前にならんでいた中国人のオバちゃんが、機内持ち込み手荷物をやたら沢山持っていたのです。

そこで、その大きなバッグ2つから係員が1つ1つ中身を出し、何が入っているのかチェック。

洋服、マフラー、鍋、ばらまき用のお土産、化粧品、薬、何だかんだと沢山こまごまとしたものが次から次へと出てきます。

リキッドファンデーションなども出てきて、係員は「これは液体だから次からはちゃんとカバンに入れて預けなさい!」と英語で言ってみるものの、相手は英語がわからない様子。

係員もしょうがないので、「あ~もういい。これは次から預けて。」といい、オバちゃんは無罪放免で釈放。

結局、そのオバちゃんの騒動で15分以上も待たされた。

後ろに何人もの人が待っていて、みな相当イライラしていたのに、オバちゃんは素知らぬ顔で出国手続きの方へと去っていきました。

その後、うちの旦那のカメラが調べられ、2台入っていたカメラとヘッドフォン、携帯用ミニスピーカー、電源などを調べられ、「問題なし」と判断されました。

まあ、カメラマンでもない人が電子機器を沢山持っていたら怪しいと思われますよねえ。。。(講演会があったので、それに必要なものだったのですが。)

その時点ですでに旦那はヘトヘト。

私ももうイライラしていましたが、続いて出国審査。

それもまた長い長い行列。

というのも、出国審査の窓口にいる係員がたったの二人。(わたしたちの乗る飛行機の出発ロビーに一番近い審査窓口)

そいつらもダラダラとかったるそうにおしゃべりしながらスタンプを押していたから。(ったく!仕事しろよ、ボケが!)

そこでも結局20分ほど待たされ、出発ロビーに着いた時、旦那は「俺、もうヒザと足の裏が・・・」と泣きそうな声を出して崩れるようにベンチへ座り込みました。

本来ならアシアナのダイヤモンド会員なので、ラウンジを利用する事が出来たのですが、「俺、もう歩けない。」と旦那が言うので、ベンチで座って待つことに。

結局、飛行機も10分遅れで出発。

フライト時間は9時間ちょっと。(行く時は11時間ちょっとだったけどね。)

飛んでる間、私の横に座っていた40代くらいのおっさんは、なぜかずっと貧乏ゆすりが止まらず。

ガタガタと揺れる足が気になって、ほぼ一睡もしないまま、インチョンに到着したのでした。


そして今回学んだこと。

「フランクフルト空港には早め早めに到着せよ。」

テロなどの騒動以降、セキュリティチェックがかなり厳しく、人も荷物も思った以上に念入りに調べられます。

あと、人手不足によるものか分かりませんが、TAX REFUNDのカウンターも出国審査も長い列を作っていることが多いので、そこでも時間を食います。

なので、他の空港のように「2時間前に到着しとけば楽々ロビーでゆっくり出来るだろう」なんて思わないこと。

ギリギリ駆け込み乗車とならぬよう、ヨーロッパの空港へは早めに到着することをオススメします。

では。

ちょっと欧州

2016年12月11日 | Weblog
お久しぶりの登場です。

前にちらっと書いたとおり、10日ばかり欧州へ行ってきました。(ドイツ、プラハ、ウィーン)

旦那が出張でドイツへ行く、というのでひっついて行ったかたち。

最初の5日ほどは旦那とともにドイツの有名観光地をまわり、それから2泊3日で私はウィーンとプラハ、旦那はドイツに残って仕事という強行スケジュール。


しかしまあ、つらいよ!ヨーロッパ一人旅。

ちょ~寒いし。

日が沈むのも早いし。(だいたい4時)

朝が訪れるのも遅いし。(だいたい朝8時すぎ)

「朝から観光!」と張り切ってみても、外はさむ~い&くら~いだけ。

「ならば夕方も頑張って見て回るぞ!」と思っても、5時には真っ暗。

しかも冬場は高台の城へ行くケーブルカーが運行停止していたり、マイナーなお城は開いてなかったり、有名な観光地ですら早くしまったりと散々。

加えて、あっちこっちでチャイナな団体客とイタリアの団体客がピーチクパーチクとやかましい。

もっと最悪なのは、ドイツ人の多くが歩道や店先で普通にタバコを吸ったり、歩きタバコをするので、街を歩くだけで副流煙をあっちこっちで吸わされること。

ほんと、これには精神的にぐったりさせられた・・・

タバコ吸わない人にとっては、ドイツの街歩きは苦行かも。(石畳だらけで足も痛くなるし)

あと、やっぱりアジア人差別というのがちょいちょいあったしね。

いや、ウィーンではほとんど無かったけど。

でも、ドイツとプラハでは一日に何度も冷たい態度を取られることがあったのだよ、これが。

ドイツでもチェコでも特に女の人から。

「サービス業従事者なんだし、笑顔見せないとほうれい線深くなるよ!」と言いたくなるほど無愛想。

一瞬、彼女たちは英語出来ないのかな?と思ったけれど。

でもよくよく見ると米国人だの英国人だのにはニコヤカにジョークまで言うのに、私がいくら英語で挨拶しても返さない、支払後にサンキューも言わないのはやっぱり明らかな差別。

ま、こういうの英国いた時は日常茶飯事だったし、慣れてるけど。

まあ、こうした軽い差別って、日本で他のアジア人を差別したりする人がいるけど、まさにあれと一緒。

そういう、「他のアジア人をちょっと蔑んでみる眼差し」と全く同じ眼差しが、ドイツとかプラハで私に向けられたってこと。

でも、行く前までは「ヨーロッパ大陸だから英国と違うし、超有名な観光地だし、そんなひどい差別されること無いよね?」と淡い期待をしてたんだけどね。

いやいや。

人の振り見て我が振り直せ。

彼らこそ反面教師だと思って今後は人に優しく平等に接しようと胸に刻みました。 and


なんだろうなあ・・・。

私は、ガイドブックに載っている豪華な建物と優雅な文化に過度の夢とロマンを抱いていただけなんだろうな。

実際のヨーロッパは移民がわんさか押しかけてきて、テロの危機に怯えていて、常に国民は不満を抱えているという現実に気づいてなかったんだもの。

いや、だからこれで良かったのかも。

めっぽう大変だったけど、今回、一人で旅をして、その国の国民性だとか色々な面をじっくり見られたから。

それを知らずにいたら、ただただ「あ~、欧州ってステキ~」なんてノーテンキなこと現地の人の前でいつまでも言っていたかも知れないからなあ。



とりあえず、今回思ったこと。

「人には優しく。情けは人のためならず」

以上。あしからず。





P.S.「情けは人のためならず」の意味、ちゃんと分かってるよね?