先月から某所にて「中国語でフリートーキングする会」なるものに参加しています。
様々な年代の人がカフェに集まり、参加費払ってネイティブ囲んで中国語でお話するだけですが、これがなかなか楽しい。
参加者の中国語レベルがばらばらで、ネイティブさんも日本語が初級者レベルなため、わかる人がわからない人に通訳してあげたり、解説することも数多くあり、私も間に立って話すことで以前のような中国語の勘を取り戻してきているような気がします。
しかし問題が一つ。
若者と年寄りの話が往々にしてかみあわないこと。
先日も「天安門事件」という単語が出た時、私を含む中年参加者は「この話大丈夫?」とやや焦ったのですが、大学生の参加者らはもちろん、ネイティブさんも「どこ吹く風?」なご様子。
聞いてみると、ネイティブさんは1995年生まれ。
参加している大学生の中には2000年生まれの子もいて、「天安門事件そのものをよく知らない」といわれました。(天安門事件は1989年)
え?そうなの?
他にも「昔、中国には『兌換券』ってのがあって~、外国人旅行者と現地の人は違うお金使ってたんだよね~」という話をすると、現代っ子は「ええええ!?信じられない」と言います。
逆に現代っ子が「今は香港、マカオ、中国って橋でつながってるんですよ」と話しても、年寄り連中は「えええええ~!ほんと?昔、香港と北京を結ぶ列車ができてすぐに乗ったけど」みたいな昔ばなしになったりして・・・。
どうもジェネレーションギャップがすごすぎて、話が弾まなくなったりすることもあります。
私も長く中国に住んでいたとはいえ、90年代から2000年初頭の話なので、現代の中国の話にはついていけてないです。
こういうことがあるからこそ、外国語を学ぼうとする人はネイティブと話をするのが本当に大事だと思います。
流行語や流行りの人・モノなどは、教科書をなぞっていても学べませんしね。
それにしても、中国語が出来ても若い中国人の子たちと話が通じないというのは哀しいもんです・・・。
先日も、大学出たてくらいの中国人の子に私の名前に入っている「恵」の字を説明するのに、昔のクセで「山口百恵の『恵』」と言ったらものすごい鼻で笑われました。
昔はそれで一発で分かってもらえてたのに!
「安室奈美恵の恵」でも古い、って言われたし・・・。
百恵ちゃんの例えじゃ古すぎて思わず吹き出しそうになったらしいです。
じゃあ、何で説明したらいいんかい?
いや、鼻で笑われたということは、向こうもギリギリ理解しているってことか。
ああ、もう。めんどくさい。