ようやくお祭り騒ぎの大統領選挙も終わり、街中のソワソワ落ち着かない感じもなくなった気がします。
しかし、パク・クネ危なかったっすね。
まさかムン・ジェインがあそこまで追いついてくるとは。
これって結局、与党セヌリ党に不満爆発している人が、実際はいかに多いかってことなんでしょうけど。
投票可能な時間が夜の9時まで延長され(実際は6時まで)、当日の気温もあんなに低くなかったら(0度ぐらいだったかな?)もっと最終投票率上がったかも知れないって言ってたなあ。
そしたら、ひょっとすると結果逆転も有り得たかも知れませんな。
しかし、最終投票率71.2%はすごい。
さすがに連日の大々的な選挙運動効果と、意識の高さなのかな。
それに比べて今回日本の投票率ってば。。。60%もいかないって・・・。
しかし、5年に一度の大イベントを、まさか韓国で体験するとは思ってもみませんでしたが、本当に圧倒されっぱなしで驚きの連続。
日本なら候補者が選挙カーに乗って手を降ったり、駅前で遊説したりといったかわいいもんですが、韓国の選挙運動は金のかけ方が全然違う。
全国各地あっちこっちで選挙カーならぬ選挙トラックが大型スクリーンつけて出没(画面では候補者の宣伝広告をがんがん再生)。
立候補者は全国各地、津々浦々を遊説しに、たった1日で南のプサンから北の京畿道まで大移動。
応援者たちは街の繁華街で選挙運動ダンスをしたり、歌ったり、シュプレヒコールをあげたりと様々な形でイベントや運動活動をするんですよ。
舞台まで作ったりして、替え歌大合唱あり、ブレイクダンスあり、ヘッドスピンまであり、ととにかくど派手でしかも超うるさい。
選挙前日のソウル駅前広場では「もし○○候補が大統領になったならば~♪この世は必ず変えられる~♫」みたいな内容の歌をオペラばりのテノールで熱唱していました。
そして、こちらの選挙では立候補者それぞれに「候補者番号1番」だの「2番」だのと言った番号が割り当ててあるのですが、応援者たちはみなダンスや歌、コールの時などに全てその番号を指で作って応援するんですよ。
例えば、ムン・ジェインは立候補者番号2番だったのですが、応援者たちはみな、ピースサイン(2番の意)をしながら踊ったりとかね。
もうそれがおかしくておかしくて。
いい歳こいたおっさんたちが、ピースしながら体くねくね、腕をフリフリさせて楽しそうに踊ってるんですよ。
「候補者2番、ムン候補に是非投票してください!」とか言いながら。
可笑しいと言えば、選挙運動期間中はしょっちゅう電話や、メッセージが来たりしていました。
もうその数がハンパないくらい。
「あ、また携帯にメッセージが来たな」と見てみるとパク・クネからだったり、家の電話にもパク・クネから電話がかかってきました(もちろん録音されたもの)。
そのことを友人に話すと、「私なんか今日はムン・ジェインからムンチャ(メッセージ)来てましたよ~!アハハ!」と言ったので二人で笑ってしまいました。
なぜ笑ったかと言うと、彼女は中国人留学生。
私は日本人で、外国人の私らは、はなっから投票出来ない訳で。。。
そんな「大層な人」から直々にお願いされても、無理なもんは無理だというのに、いくつもいくつも次から次に。
ご苦労なことです。。。
しかし、これから何か変わるんでしょうかね?
日本にしろ、韓国にしろ、中国にしろ。
国のトップの顔はどこも変わってしまいましたが、来年からはもう少し政治や経済も良い方向に変わって行って欲しいですね。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/e1/84bb25287c0454f0fab70de0ac973c7b_s.jpg)
(↑選挙前日のソウル駅前広場。ムン候補の応援者と支持者たちの最後の集会。左手の奥に舞台があり、テノール歌手が大熱唱中。)