今、どこ?

日々思いついたことをちょこちょこ書き込む備忘録的な何か。

五里霧中

2016年07月24日 | Weblog
こっちのニュースを観ていると、たまに「ん?」と違和感を覚えることがあります。

例えば、今朝観たニュースで下の方に流れていたテロップ。
(↓)
「プサンのガス 原因 五里霧中」

どういったニュースか、というと・・・。

「先日、プサンで広い地域にわたって『ガスのにおいがする』という市民からの通報が相次いだ。」
「ガス供給会社など様々な機関や部門が原因を調査しているが、一向に原因はわからない。」
「韓国でも地震が起こる予兆なのでは?と危惧する声もあり、市民の不安はおさまらない。」

という内容。

私がひっかかっているのが、この「五里霧中」という四字熟語。

原因を色々な角度から調査しているが、全くわからない。

おそらく「五里霧中」=「全くわからない」というつもりかと。


日本人はたぶん「五里霧中」という言葉を、「先の見通しが立たない」「先のことが予測できない・わからない」という意味で使っていると思います。

しかし、韓国では上のニュースのように、「殺人事件の捜査、五里霧中」と言った使い方をよくします。

ということは、日本のように「(これから先が)見えない」のではなく、「(今、現在、濃霧に包まれていて)状況が見えない」という意味で使われているのではないかと。

この時制の差が私に違和感をもたらしているのだと思います。

というか、日本では「(現在状況が)見えない」という場合、「暗中模索」を使うことが多いからでしょうか。

ただ、韓国語にも「暗中模索」という四字熟語はあるんですがねえ・・・。


元をたどれば同じ中国に行きつくんでしょうが。

言葉の派生というのは、誠に面白いもんです。

手紙

2016年07月23日 | Weblog
昨日、ちょっと友達に手紙書こうか、と思って韓国のカワイイ系雑貨店「ARTBOX」に行きました。

このお店は全国各地、若者の集まるショッピング街や若者向けの百貨店、大型書店内などあっちこっちにあり、カワイイ系のグッズなんかを販売しています。

手紙を受け取る相手がそういうカワイイ系雑貨の好きな子なので、私もわざわざそこまで出向いたんですがね。

「レターセット」というものが置いてなかったのです。

正確に言うと、「ミニミニ便箋とミニミニ封筒」は2種類くらいありました。まるでバースデーカードのような。

そう。

カードとかメモ帳、ノートなどはあるのですが、便箋がない。

封筒は隣接する文具店に事務用はありました。

しかし、私が欲しかった「レターセット」というものはございませんでした。

・・・

これも時代でしょうか。

全世界、いつでもどこでもメールやSNSで用事は済んじゃいますしねえ。

そのうち、若い子たちは「は?便箋?なんですかそれ?」とか言うようになるんですかね・・・。


しょうがないので便箋・封筒の代わりに可愛いネコ絵のついたカードにメッセージを書いて送ることにしました。

お祝いのメッセージだし、カードでも喜んでもらえるでしょう。

昔持っていた「パティー&ジミー」と「キキララ」のレターセット、最近までなぜかうちの実家の引き出しに入ってましたが・・・。

あれ、取っておけばのちのちお宝になりゃせんかいな?


と、「とらたぬ」おばさんは皮算用をしているのであった。

今は昔・・・

2016年07月19日 | Weblog
最近、中国人って本当にお金持ちになったんだなあ、と感じることが多々あります。


私が初めて中国観光に行った1994年。

そのころ北京の大通りでは、もちろん近代化が急速に進みつつありましたが、一方で貧乏な人も多く、街の自転車道は行きかう自転車の波・波・波・・・

自家用車はそんなに走っておらず、タクシーやバス、トラックくらいのもん。

街角にはぼろをまとった地方出身者もたくさんいましたし、しょっちゅう停電もしていました。(街の一区画全部が停電したり、信号機が停電したり、昔はテレビで『停電予報』なんかもあったくらい電力不足だった)

たまに結構な大通りの自転車道をロバにひかせた荷馬車が走りぬけていったり、中国のシリコンバレー「中関村」なんか、道路が舗装されてない所があって、雨のあとの道路はどろっどろの穴ぼこだらけだったのを覚えています。


同じころの上海では、まだ高架道路が開通しておらず、大大大渋滞。

虹橋空港から虹口区まで2時間近くかかりました。

中国で初めて大型スーパーマーケット、「家楽福(カルフール)」が出来たのが95年。

それ以前は買い物と言えば近所の「自由市場」だとか、食品百貨店なんかで買っていた時代。

新民晩報(上海で一番人気の新聞)はたしか5角よりもうちょっと安かったような気がするんですよねえ。

というのも、おつりで「角」より小さい「分」をもらっていたから。

いくらだったっけかな?


北京でも超有名店「全聚德」という北京ダックのお店で、ダックと他2品くらいたのみ、3人でお腹いっぱい食べて33元!といわれて驚愕したくらい。(昔は1万円が950元くらいだったから、単純に33元は350円くらいかな?と思ったとおもう。)

ま、全聚德の1階にある大衆向けのフロアだったんで、特別安かったのかもしれないけれど。

しかし、当時は本当に安かったんですよねえ。

バスもだいたい3角くらいだったかな?

上海の友達は、「今どき「角」で乗れるバスなんかないよ!どこも1元からだね」と言っていました。

時代は変わるもんです。

と、外国人の私が言うのも変ですが。


当時は「万元戸」だの「郷鎮企業」だの「下海」だのって言葉がよく言われてましたねえ。

今、そんなこと言っても若い子たちは、「はぁ?」みたいな反応するんでしょうけど。

○万元以上の稼ぎがある人は、大変な金持ちだと言われた時代。

私の周りの中国人たちの給料は、みな2000元ほどで、外資企業に就職するのはみんなの憧れで・・・。

そんなレベルだったんですがね・・・

近頃、知りあいの中国人たちの微信(WeChat・中国のLINE兼Facebook)を見ていると、彼らが載せている写真が、どれも「五つ星ホテルでディナー中!」だとか「イギリス一周旅行中で~す!」だとか、「今、家族でウィーンに来ています!」だとかそんなのばっかり。

他人の写真を借用か!?と思ったりもしましたが、ちゃんと本人たちが写っているのです。

ウィーンなんて、私も行ったことないし、家族3人で旅行なんていくらかかるんだろう・・・???

そう考えると、彼らの収入がこの20年でまさに「破竹の勢い」で急増したことが分かると思います。


イギリスに住んでいるとき、寧波出身の中国人がこう言っていました。

「自分は昔、『イギリス在住だ』と仲間に自慢していたし、みんなも一目置いていたけど、今、田舎に帰るとみんな結婚して大~きな家に住んでいて、ベンツに乗ってたり、しょっちゅう海外旅行に行ったりしている。自分はというと、自動車や中古の家のローンでカツカツ。妊娠中の嫁にも大変な思いをさせている。僕は、かつての仲間の中で一番みじめだと感じた。」と。

しかし、中国人たちのそのお金はどこから来ているのだろうか・・・?本当に不思議。。。

株?不動産投資?それとも「お袖の下」?


朝一番、「和気あいあいの家族@ウィーン」の写真を見せつけられ、爆炎注意報が発令された灼熱のソウルのマンションでくさくさしている私。

いいなあ・・・と思う一方、なんだかくやしさがこみ上げる・・・。


結局、これが昔、彼らが味わった感覚なんだろうかなあ・・・。

東大門ではもう戦わない。

2016年07月16日 | Weblog
私としたことが・・・

東大門市場でぼられちゃった・・・

「似合う似合う、これ着るとすごく涼しくてほかの着れなくなっちゃうわよ~」と出されてきた服。

見ていたら、「これも似合うわよ。大きいサイズあるし。」と言われ・・・

続いて他のも持ってこられ、「これも涼しくていいわよ~」と言われ・・・

「あ、これも大きいサイズあるし、洗濯も簡単よ~」とまた持ってこられ・・・

「こんなのもあるわよ~」と持ってこられ・・・

計5着の大きいサイズありの涼しげシャツが私の前にずらずらずら~っと並べられ・・・

「あ、これもいいなあ。どんな素材だろ?」と触っていると、店のおばちゃん、こう言いました。

「これも、これも、これも全部まとめて買いなさいよ!10万1000ウォンでいいわよ!!!」だと・・・。

「高けぇよ!」と思いつつも、「そんな現金持ってきてないから無理!」と言うと・・・

「なら4枚でどうよ?」「無理」「なら3枚?」「無理。現金5万ウォンしかない」・・・


「こんなお得なのないわよ」
「日本人だけど韓国語上手だし、サービスするわよ」
「あなた、ものすごく若く見えるからこんなのとかこんなのよく似合うわよ」
「こんなに買って10万ウォンなのに。は?旦那に怒られる?そんなことないわよ!」
「ほら買いなさい」(はよ、決めんかい!)

ものすごいおばはんの攻撃に押されて押されて押されて、最後は恐喝みたいな言い方で、しかもどんどん恐ろしい顔になってきて・・・



結局「えええ。どうしよ~(涙)????」と困っていると、おばはん、さっさと私が見ていた2枚を袋に入れ、袋の口をキュッとしばり、私に向かってこう言いました。

「なら、足りない分、隣の店でカードできってあげるから、この2枚、買いなさい!2枚で7万2500ウォン。カード手数料入るから、7万5千ウォン。現金5万とカードで2万5千ウォンね。ハイ。これ。」


そのときの顔がもう怖くて怖くて。

さすがの私ももう判断力がおかしくなっていたんでしょう。

2枚の刺繍が入ったブラウスと麻のシャツを7万5千ウォンで買ってしまい、いや買わされてしまってました。

えーんえーん(泣)

怖かったよ~~~~~~

しかも、あとから考えると、あんなシャツ2枚で7万5千ウォンって!!!

ぼったくられとるやないか!

どう考えても1枚2万ウォンが適当な感じなのに!!!

うえーん

値札のない値引き交渉で買わなならん東大門市場なんか、大嫌いじゃ~~~~~~~!!!

もう二度といかんぞ。

しかも帰ってきて着てみたら、全然似合わんやんけ!

アホだった・・・。

全く以てアホだった・・・わたし・・・。

やっぱり大きいサイズが欲しいからってあんな市場で買うのはもうやめよう。

そして、値段交渉するならおばちゃんの店じゃなくて、おじさんの店に限るわ・・・。

おじさんの方がまだマシ。おばはんの手口はえぐ過ぎる。


高い勉強代やったわ・・・。

やっぱり百戦錬磨の卸売り業者に、シロウトは勝てん。

踊るアジュンマたち

2016年07月12日 | Weblog
先日、いつものように川沿いの散歩&ランニング用のコースを歩いていると、広場で大勢のアジュンマ(おばちゃん)たちが野外エアロビをやっていました。

うちの近所では夜8時ごろになると川沿いの広場にゾロゾロとおばちゃんたちが集合し、夜な夜なインストラクターの人に倣ってエアロビをやっています。(中国の朝の公園で、太極拳とかダンスやってる人たちのようなもの。)

どうも、区が主催してやっているようで、参加は無料、事前予約も必要なし、参加したいときに行って勝手に一緒に踊ってくださいというスタンス。

敷居が低いからか、散歩がてらの子供らやおじちゃんなんかも結構踊っていたりします。

たいがい、BGMはテンポを上げてダンス用にしたトロット(演歌)がほとんどなのですが、この前かかっていた曲は確かに昔、聞いたことがある曲でした。

ウォーキングしながら、「何だっけなあ?誰の歌だっけなあ?」と2日考えてようやくさっき思い出しました。

あれ、キム・ゴンモの曲でした。
「チャルモッテン・マンナム(間違った出会い)」キム・ゴンモ


これに合わせておばちゃんたちが、プルプルとおなかの肉を震わせながら激しく踊っていました。

そう言えばこの曲、アイコニックさんことアユミも2006年に歌ってましたわねえ~。


アユミがあの曲歌ってたのって、もう10年も前なのか~。

・・・みたいな一連の話をこっちの大学生の子にしたら、「あ~、なんかそういう人、小学校のときに聞いたことあります。キューティー・ハニー歌ってた人ですよね!?」と言われました。

・・・そうか・・・

やつらは、まだ「小学生」だったんだなあ・・・

お暑うございます。

2016年07月11日 | Weblog
暑いですねえ・・・

ソウルも連日30度越え。

7月半ばなのに、もうぐったりです・・・。

週末は、どこもみな海に川に大型施設に涼みに行っていたのか、幹線道路がどこも大渋滞だとニュースで言ってました。

我が家は週末も旦那が目の回る忙しさだったため、遊びに行く雰囲気ではなく、私ひとり、本を買いに行ってきたくらいで、あとは家でじ~っとしてました。

へたに動くと命取りになるくらい猛烈な暑さだったんで。

買い物をしていてもスマホから緊急速報の警告音が「ビーーーーーーッ!」

だれもかれも、あっちこっちでスマホの警報が鳴り響き・・・

何事かと思ってカバンから取り出すと「爆炎注意報発令」との文字が(韓国では高温注意報とは言わず、「爆炎」といった言い方をする)。

こちらでは、気温が33度以上になると「爆炎注意報」が出て、35度以上になると今度は「爆炎警報」が出ます。

それを政府が各スマホへ情報として警報を流すのです。


しかし、先日、実家の母と電話でも話したのですが、昔の日本って7月の半ばにここまで暑かったような気がするのです。

確かに道路がゆらゆら揺れて見えるほど暑い日はありましたが、夕方には涼しくなり、午前中は動き回れるほどくらいの気温だったと記憶しているのですが・・・。

ここ数年の夏の暑さは本当に厳しいし、梅雨の長雨が短くなった分、夏の暑い時期が長くなった気がします。

これは韓国も同じで、こっちの友人はみな「昔も今も確かに暑いけど、7月もまだ半ばでここまで暑い日っていうのはなかった気がする」と言います。

しかも、「夕方過ぎてこんなに暑いのはなかった」と。

そうなんですよ。

昼間に熱せられた地面が夜中過ぎても熱を持っていて、いつまでたっても涼しい風が入ってくることがありません。

夕立ちも降らず、乾燥した街はいよいよ熱が引かない、といった具合。

コンクリートジャングルのソウルではしょうがないのかな・・・

しかしもうたまらん!!!

という大人たちは、会社が終わると即、ビール飲みに行ったり、滋養をつけようと焼肉やウナギ、参鶏湯を食べにいくそうな。

日本では冬の寒い日に温かい参鶏湯、と思うかもしれませんが、あれは夏の滋養のためのもの。

日本でいう「土用のウナギ」的な食べ物です。

反対に、韓国冷麺は焼肉を食べた後の〆でもあり、冬の寒い日、あったかいオンドル部屋でほてった時に食べるもの。

まあ、夏の食欲がないときに食べることもありますし、今は一年中食べられますが。

しかし・・・

暑い・・・

ご飯作るのも苦になってきた・・・。

参鶏湯でもテイクアウトするかなあ・・・

セミ

2016年07月04日 | Weblog


今年、初めてお目にかかる「セミ」

うちのベランダの網戸にへばりついていました。

日曜のお昼から、かれこれ12時間。

先ほど見てみましたが、まだひっついておりました。


しかし、うちってマンションの22階なんだけども。

セミって意外と高いとこまで飛んで来るのね。

そっか・・・

セミもやってくるくらいだから、たま~にうちのなかに蚊とかハエも入ってくるのか・・・。

小さい虫もたいしたもんだな・・・。


いや、土の中に7年もいて。外の世界をもっと見てこんか!!

台湾映画を観た話。

2016年07月01日 | Weblog
『我的少女時代』という台湾の映画が韓国でも流行っている(いた)、という事を最近知りました。

韓国での公開は5月だったそうですが、爆発的な人気で、その人気をうけて「サタデーナイトライブ・コリア」というアメリカのコメディ番組の韓国版でもその映画のコントが放送され、私はたまたまそれを観たという次第。

「コントに出てくるくらいなら、韓国でも相当流行っているんだろうなあ」とぼんやりとは思いました。

が、正直、「台湾映画が韓国で大ヒット!」ということが私にはピンと来ていませんでした。

・・・んが、しかし。

今、見たウィキペディアによると、韓国での興行収入は29億ウォンだとか!

マジ???

そんなに面白いの???

とたくさん疑問符がついたので、週末、寂しく一人でこの映画、観てみました。(旦那は東京へ出張中)

感想。

これ。

オススメです~~~~~~~!!!特に女子(笑)に。

そして、90年代初期くらいから中国圏の歌を聴いていた人なら、ぜ~~~~~ったいに涙ちょちょぎれると思うの。(言葉のチョイスが古いのは許せ。)

グラスホッパー(草蜢)とか、アンディ・ラウとか出てくるし~

あと、最後に主人公がふたりとも成長して、ジェリー・イェンがその大人になった主人公を演じてるしさ~

「F4も老けたなあ~」とか思いながら懐かしい思い出に浸れること間違いなしよ~


お話はね、ずばり「初恋」がテーマ。

だから、たぶん男と一緒に観ると男どもは「つまんね~。こんなのありえね~。」ってシラケると思うの。

だから、観る時は絶対に一人で観るほうがいいわよ。(泣けちゃうし。)

ストーリーはよくある、っていうかおおよその人々が想像ついちゃう流れなんだけれども。

不良とブサイクな女の子(メガネを取ると実は美人)の恋、三角関係、淡く消える初恋・・・

うーん。昔の少女漫画のストーリーを確実に再現している感じだけれど(「ハイティーンブギ的」なソレ)、とってもテンポが良くて、最初の方で私は爆笑してしまったくらいコメディ要素もたっぷり。

ってここでズラズラ書いてしまっても、映画みる人がいたら悪いんでこの辺にしときますか・・・。

日本での公開は10月だそうです。(2月のバレンタインに合わせてもっと早く上映すればよかったのに。)

今月には主役を演じた男優の王大陸(Darren Wang)がソウルに来るらしい。(本人がfacebookでそう書いていた。)

ん~。オバちゃん、断然、大陸くんに会ってみたくなっちゃったぞ~。(顔は昔の反町隆史みたいだけれども。笑)

と久々に何だか好きな感じの映画みてワクワクしている自分にびっくりしている今日このごろ。