今、どこ?

日々思いついたことをちょこちょこ書き込む備忘録的な何か。

復活。

2012年02月29日 | Weblog
長崎と上海をむすぶ船が復活したらしいですね。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/289482


むか~しむか~しその昔。

長崎に住んでいた母方の祖母と、天草に住んでいた祖父は、上海行きの片道切符を握りしめ、時期は違えど、同じ長崎の港から出航し、かつてあった日本租界へと向かいました。

もちろん、当時二人はまったく面識はありません。

中学を卒業したばかりの祖母は、先に上海で定住していた親戚に呼ばれ、子守り兼お手伝いさんとして。

祖父は小学校を出るとすぐに、上海にあった日本人経営の時計屋へ丁稚奉公として入り、どちらもその後、数年にわたって上海で生活することとなりました。

祖母はほんの3~4年住んだだけですぐ長崎に戻ってきたようですが、祖父は12歳から24歳までの12年間を上海で暮らしました。

おかげで、当時、日本の片田舎では到底見ることもない煌びやかな世界を垣間見、魔都・上海で青春を謳歌していたそうです。

しかし、それも戦争の開始とともに終わりを迎えた訳ですが、若いころいろいろな人々と接し、様々な文化を体験したからでしょうか、祖父も祖母も偏見や差別というものを持たず、おしゃれで自分の趣味や生活を楽しみながら生きた人でした。


そんな祖父母もたどった上海・長崎航路。

それから数十年後に孫の私がその船に乗り込み、留学、就職、定住・・・と上海で長いこと暮らすことになろうとは、私自身思いもしませんでしたが・・・。

戦後、ずっと途絶えていた上海・長崎航路を結ぶ客船。

一時期復活し、貧乏留学生だった私も数回お世話になりましたが、赤字続きで数年後にはなくなってしまい、飛行機で簡単に安く飛べるようになった今、もう復活することはないと思っていました。


それが、いきなりの復活。

しかも豪華客船になって。

驚きです。

船内でショーやエステもあるだなんて。HISさん、すごすぎ。
http://htbc.co.jp/

昔、私が乗っていたころは、日本人の乗客向けに「中国人従業員によるミニ中国語教室!」なんていうことはやってましたが・・・

特にこれといった娯楽施設もなく、揺れる船内でゲロゲ~ロになったり、カーペットの床で雑魚寝した思い出ばかり。

でも、さすが卓球台だけは立派なものがあって、お客さんが使っていないときに中国人従業員たちが、仕事そっちのけで楽しそうに試合していたのを思い出します。


この豪華客船って、中国人の富裕層をターゲットにしてるんだそうですね。

もちろん、日本人の中年層以上もでしょうけど。

その昔、貧乏な日本人が職を求めて「東洋のパリ・上海」へわたり、それから数十年後に貧乏な日本人学生と中国人を乗せ、今はお金持ちの中国人と時間をもてあました日本人の航路になったなんてね。

祖父母がもしまだ生きていて、この豪華客船を見たらきっと腰抜かすでしょうな~。ふふふ。

切り方ひとつに

2012年02月25日 | Weblog

先日、ネットで「秘密のケンミンSHOW(2月9日放送分)」をみたのですが、この中で「長野の人はまな板を使わずにリンゴを切ることができる」というものがありました。
http://v.youku.com/v_show/id_XMzUwODc2NDU2.html

これ観て思いました。

「あ、この切り方は韓国と同じ!」


はい。そうです。

韓国の人もリンゴや梨を切るのにまな板は使わない人が多いです。

遊びに行くと、たいがいその家の奥様が大きな梨を出してきて、片手に梨、片手にナイフを持ってしゃしゃしゃしゃーっとくるくるりんごのように皮をむき、まな板を使わずにお皿にほい、ほい、ほいっと置いていきます。

そして、ケンミンSHOWでもおじさんがやっていたように、切った一切れをナイフでさして、「はいっ」と目の前に出してきます。

見ていると不思議ですよ。

韓国の大きな梨(新高とか愛宕梨くらい)をまな板使わずにきれいに一切れ一切れお皿に置いていくさまは。


それから思い出しました。

以前住んでいた中国でも梨やリンゴを切るのにまな板は使わなかったです。

その理由として、中国では日本のように「一切れ一切れ切ってから皮をむく」方法は「縁起が悪い」から。

「分梨(梨を切り分ける)」と、中国語の「分離」が同じ発音なのです。

そこで、中国ではリンゴやナシなどは丸く皮をむいていき、それから一切れを「そぐ」ようにお皿に置くのです。

小さいリンゴなどの場合は、皮だけむいてくれて、丸のまま「ほいっ!」と手渡されます。

それにかぶりつく感じで食べろ、というわけです。



イギリスや地中海のほうでは、丸のまま皮をむき、中心から割らずに切り分けていた人もいましたし、リンゴカッターといういっきにザクっと芯と身に分けるようなものを使っている人もいました。

たまにさっと洗ってふきふきしたあと、皮をむかずにそのまま「ほれ、食べれ」ってな感じでくれる人もいました。

私が日本式で、切り分けてからきれいに皮をむいて並べた上につまようじまで刺して出したり、うさぎリンゴで出すとびっくりされたりしました。


やっぱり、日本人って見た目を重要視する民族なんですかね?

ほかの国ではどうなんでしょう?

リンゴ一つでもお国柄が出て面白いです。


ご飯のおとも系

2012年02月24日 | Weblog
昨日、旦那とNHKワールドプレミアムでやっていた「ためしてガッテン!」みてました。

「治るタイプの認知症がある!」というすごい内容・・・

でしたが、私が一番驚いたのは、旦那が・・・


「この人、10年前から変わらない!!!」


と「山瀬まみ」を指さしながら、笑っていたことでした(笑)。

そーよねぇ~。

20年くらい変わってないよね~。

同い年なのに。うらやましいわ。(っていうか、旦那は韓国人なのになぜ「山瀬まみ」を知っているのかが不思議。)


ところで、さっきスーパーで日本の「食べるラー油」のまがいものみたいなものを売っていました。

これ。(↓)名前は「ご飯の味の秘法、100作」とかいうやつ。



見た目「食べるラー油」そっくりだったのですが、私も日本の桃屋の実物はみたことがないのでよくわからないです。

ただ、これを「ご飯にのせて食べる」というコンセプトは同じで、こちらは「辛い味」と「コクのある味」の2種類ありました。

中身は玉ねぎ、にんにく、ねぎなどが入ったもので、これをそのままご飯と食べてもよし、混ぜてビビンバにしてもよし、炒めてチャーハンにするもよし、と書いてありました。


どうなんだろう?

美味しいんだろうか?

でも、これがなぜかスーパーの「ふりかけ」コーナーにあったんだよなぁ。

何なんだ、これ?

がっくり。。。

2012年02月14日 | Weblog
今日、学校の事務所から突然電話があり、「先生の来学期の授業はありません。」と言われました。

「書類審査の結果、残念ながら・・・」ということで、契約の更新はできませんでした。

もともと1年契約だったのと、私が所属していた外国語センターの予算が大幅に削減されているということは知っていたので、ある程度覚悟はしていましたが。

学校の職員は腐れ切ったのばかりでしたが、良い生徒と優しい先生ばかりでとても楽しく仕事をしていたので残念です。


仕事で必要だろうと思い、アメリカで服や靴などもいくつか買ってきたんですがね。。。

ま、これを機会にちょっと勉強のほうに力を入れたいと思います。

できれば修士か博士とるつもりで。(あくまでも「できれば」)


しかし、なんでしょうね。

私の生き様。


ゆきあたり~♪

ばったり~♪

ゆきあたりぃ~ ばったりよぉ~♪


ドラマ「深夜食堂」の第2話であったよね。

千鳥みゆき「人生行きあたりばったり」

あの歌詞どおりの人生だわよ。


なんで???

2012年02月12日 | Weblog
週2回韓国語講座に通っていることは、度々ここでも書いています。

1月に始まった中級クラスに入ってきた人が、「かなり天然?」と言いたくなるほど面白い子なのでご紹介します。


彼女は中国から来た25歳。

中国の専門学校で会計を勉強し、しばらく会社勤めしていたが、もっとキャリアを深めたいと韓国の大学に留学しにきたらしいのですが・・・。

なぜか、こちらの大学での専攻は英語だというのです。

今は来年の入学に備えて、1年間大学の語学堂(韓国語クラス)で韓国語をひたすら勉強しているらしいのです。

英語を勉強するなら、普通、英語圏に行くでしょうし、韓国の大学で英語勉強するためにさらに1年かけて韓国語勉強するって・・・

それで、私がびっくりして、「なんでまた韓国で英語!?」とたずねたら・・・

彼女、こういいました。

「色々な友人に聞いたら、『英語ともう一つ他の外国語を喋れる方が就職には断然有利だ』と言われたから」だとか。

ま、確かに出来るに越したことはないですが。

でも、それにしても時間の無駄、金の無駄だわなあ。。。


で、彼女に色々聞きました。

「将来、どの国で仕事したいの?何をしたいの?」って。

私は、もちろん中国とか韓国で会計の仕事をしたい。とか言う答えを返してくるかと思ったんですがね、驚くことなかれ。

こう言ったのです。


「シンガポールで仕事したい。もしくは職場で英語を使えるようになりたい。」


もうね・・・

「はぁ?」でしょ?


それで、私、言ったんです。

「それならば、英語圏に留学すれば良かったのに?」

しかし、彼女いわく、「英語圏の留学はお金がかかるし、わたし、簡単な英会話もできないから。」って。



「おーまーえーはー アーホーか」(横山ホットブラザースだな。)

という言葉がのどまで出掛かっていましたが、ぐっとこらえて私はこうアドバイスしました。

「シンガポールで仕事したいっていうけど、あの国はまず就職するのが非常に難しいでしょう?ましてや大学院も出てないし。せっかく韓国で勉強するんだったら、韓国にある中国企業とか、逆に中国にある外資系企業を狙ったら?せっかく会計の職務経験もあるんだし。」と言ったんです。

でも、こう返されました。

「だって、そういう会社の人ってみんな英語が達者だから、私のような人は採用されないよ~!」だって。


もうね。

意味不明。。。

思ったの。

「この子、完全にアホだ」って。

完全にあさっての方向向いて遠回り遠回りしてるんだもの。

大学卒業する頃にゃあもう30歳になろうっていうのに・・・。


でもねえ。

彼女は、海外経験もあって、中国語もしゃべれる私に非常に興味を持ってくれたのか、韓国語講座に行く度、私のことを「大姐大姐!(お姉さん!お姉さん!)」と呼び、慕ってくるのでむげにも出来ず・・・。

時間を見つけて進路指導してやらにゃあならんな。。。と思っています。

さて。私の言葉をどこまで理解してもらえるか・・・。

というか、彼女は地球人なんだろうか。。。

ようわからん。

年っすかねえ?

2012年02月11日 | Weblog
最近、近くのものが見えづらく・・・。

ええ。

どうも老眼が始まっているようで・・・

ただ、遠くのものも見えづらく・・・


乱視かもしれない。

いや、そうに決まっている。

こんなに早く老眼になるわけがない。

私はまだまだ若いのよー!!!


と自分で自分に言い聞かせてはいるものの。


旦那に、「あのさー、最近授業の時、黒板からパッと教科書に目を移すとなんか見えにくいんだよねー。」と聞いたら、

「あ、それ、老眼」

とバッサリ。


普段から旦那に

「体力ないのはあなた、おじいちゃんだから」

とか

「あなたは私より9つも上だから話があわな~い!」

なんてバカにしていたのに。

とうとう同じステージに立とうとは!がぁーん。


そう言っているうちに誕生日は来週。

また一歩確実に老いていくじゃーねえか。

若いとき視力がいい人は早くに老眼になると言われてますが。

やっぱり本当のようですわ。



P.S.
年寄りしか起きてないような時間にこの記事を書き込んでいるあたり、実はもう老化がだいぶ進んでいるのかもしれない。。。

ムハハな話

2012年02月06日 | Weblog
先日、ふと、昔の可笑しい話を思い出しました。

その話を2つ。

その1.
夏休み明けの中学校の始業式で。

生徒全員体育館に集合し、校長からの話などがされたあと、夏の中体連で入賞した生徒の表彰式が始まりました。

校長先生は賞状に書かれた競技と入賞した生徒の名を呼び、壇上で次々に賞状を渡していきました。

うちの学校は県内でも男子体操が強く、「男子個人・鉄棒の部優勝」とか「男子団体・吊り輪の部準優勝」などの賞状が次々と手渡されていきました。

そして最後に校長先生が読み上げたのは・・・


「男子個人・・・『とこ』の部優勝○○くん」


一同「ぽか~ん」


はい。

校長先生は「床(ゆか)」を「とこ」と呼んじゃったんですね~。

田舎の純朴な中学生だった私らは、何のことかわからず「ぽか~ん」としていましたが、一部、先生たちがお腹おさえて必死に笑いをこらえていました。


男子個人「とこ」の部優勝って・・・。


その2.
部活の時間、音楽室でみな真面目に演奏会の練習をしていました。(当時、吹奏楽部にいたので。)

そのうち部員のYさんが、急に「もう、制服に髪の毛がひっついとう(ひっついているわ)!」と自分のスカートについていた髪の毛を取ろうと手で払いはじめました。

しかし、冬場で乾燥していたためか、静電気でひっついた髪の毛は払っても払っても落ちず・・・。

イライラしたYさんは大きな声で思わずこう叫びました。


「もう!!!落ちん(「落ちない」の九州方言)!この毛~!」



それを聞いた周囲の人々は思わず「ブッー!」と吹き出してしまいました。


なぜって?

だって。私たちには彼女の言葉がつながって聞こえたので・・・。


その後、Yさん。

自分の放った言葉がえらく卑猥な言葉だったことにすぐに気が付き・・・。

顔を真っ赤にして音楽室から出ていき、遠くで一人、大笑いしていました。


中学卒業以来、彼女には会っていませんが、風のたよりでは未だ独身だとか・・・。

そんなオクテの彼女が放った大胆な一言でした。。。

昔の弁当

2012年02月05日 | Weblog
今週は寒かった~。

雪が降る、積もる、凍る。。。というわけで。

歩道の凍った雪を人が踏み、それがどんどん踏み固められ、マンションの外はまるでスケートリンク。

ちょっとそこまで行くのにも、ツルツル滑る道路をちょこまか歩かねばならず、帰ってくると「転ばないように」と自然と肩に力が入っていたのか、どどーっと疲れがやってきます。

でもなぜか韓国では塩とか砂なんかをあまり道路にまかないんですよね。

毎日氷点下だし、雪はそう簡単に溶けないっていうのは分かっているはずなのに。

「ここは雪国ではないから」という考えなのか、マンションの方も何もしてくれません。

これで転んで大怪我したら、絶対訴えられるのに。


ところで。

韓国では「昔の弁当」とか「懐かしのお弁当」などと言う名前で四角いブリキの容器に入ったお弁当をみることができます

駅や百貨店のフードコート、最近ではレトロをモチーフにした「復古食堂」というのがはやりで、そういう食堂でも食べることができます。

中身は、普通の白ご飯とキムチとちょっとしたおかず、それに焼いたハムソーセージが入り、一番上に目玉焼きがのっているものです。


↑クリックすると大きくなります。

ほんとにね。何ってことないお弁当でしょう?

まあ、緑やら赤、白、黄色と色とりどりのお弁当に見慣れている日本人が見ると、とっても貧乏くさいんですけどね。

これをフードコートなんかで結構若い子が食べてるんですよ。

それで面白いのが、みんなお弁当のフタを開けず、閉めたままでがっちり両手で持って、それをシャカシャカと縦横、上下に振るんですな。

なぜかというと。

そうやって振ることによって、中のご飯とキムチとおかずがちょうど良いように混ざり、お弁当箱の中でビビンパプになるから。


↑こんな感じになる。

まあ、うまいこと考えたものです。

確かに、お弁当のフタを開けてスプーンで混ぜようと思っても、深さがあまりないので、ご飯がこぼれ出てしまう可能性はあります。

しかし、フタをしたままだったら大丈夫。

というわけで。

私の横でシャカシャカ振っていた女性がいたので、どうなるのか見てみましたが、まあ、きれいにご飯がキムチ色に染まっていて、見た目おいしそうでしたよ。

「食べ物で遊ぶな」と教育されてきた私にはとても抵抗がありますが。

みている分には楽しいお弁当風景です。

激安の2500ウォン程度でしたので、今度機会があれば食べてみようかと思います。