あーつーいー!!!
セミも朝からワシワシと鳴き、夏らしい暑さが続いていますが、皆さまお元気でお過ごしですか。
私はもう暑さでフラフラになりながら、なかなか無くならない食欲のおかげで元気に毎日過ごしております。
「夏バテで食欲が落ちる」
というのは私にとって「都市伝説ではないか?」と思わずにはいられません。
ハハハハハ・・・
というわけで、今回も食べ物のお話。
昨日、日曜日は朝からクーラーを入れたくなるほど気温がぐんぐん上昇。
しかし、そんな暑さのなか、どうしても食べてみたい「あるもの」を求めて京都まで行ってきました!
京阪電車に揺られながら終点、出町柳駅まで。
そこから歩いて橋を二つ超えた所に見えた行列。
そう。そこにありました。
JR京都伊勢丹でも、曜日と時間限定で売っているのですが、いや、でもここはやっぱり本店で買いたいじゃないですか。
「いつ行っても並んでいるぞ~!!!」と評判の老舗和菓子屋さんですが、昨日は日曜日だったのもありやはり午前中からものすごい行列。
そして歩いて横断歩道を渡ろうか、としていると、横でレンタル自転車を押していた観光客のオバちゃんがその行列を見て私に「ここ、有名なお店なんですか?」と言うので、私は「めちゃめちゃ有名です。」と答えました。
オバちゃんは興味深そうにお店の商品を見ていましたが、その行列の人の多さにあきらめてどこかへ行ってしまいました。
私も「多いなあ。。。」と思いましたが、ここまで来たんだからと行列の最後に並びました。
すると、私の前にならんだおじいちゃんが関西弁で私にこう言いました。
「52人並んでるわ・・・」
私「ぐえー。いつになったら買えるんでしょうねえ~」
ま、54人目になったら買えるんですがね。
ということで並んでみましたが、並んでから買えるまで実質20分くらいだったでしょうか。
意外と早く順番が来たわけは、並んでいた人たちが実は家族だったりカップルだったりで、買い終わればごっそり抜けていったのと、店側も店員さんが5人ぐらいで次々にお客さんをさばいていったからでした。
私の番になり、買ったのはお店で一番有名な豆餅2つと、美味しそうに並んでいた栗の乗った水無月2つ。
豆餅1つが200円、水無月が250円(税込)で計900円也。
右が豆餅で、左が直角三角形(⊿)した栗の水無月。(↑)
豆餅とはなんぞや?と思われるかもしれませんが、「塩豆大福」のこと。
水無月は、下がういろうで上につぶあんがのっているもの。
本来なら水無月は、その名のとおり「水無月(6月)に無病息災を祈願して食べるもの」なのですが、6月はなんだか買いそびれてしまって結局「文月」になってしまいました。
保存料を使っておらず、しかもギラギラと照りつける太陽のもとなので、急いで電車に乗り込んで帰宅。
おうちでその豆餅を存分に味わいました。
もっちりとしたお餅、でもベトベトしていなくてとても食べやすい。
そして甘さ控えめのこしあん。
塩味のきいた大粒の黒豆。
どれをとってもうーまーいー!
皆さん並んででも買う理由がよ~~~~くわかりました。
福岡に「駒屋」という和菓子屋さんがあり、そこの塩豆大福が今まで一番だと思っていましたが、正直、出町ふたばの豆餅の方が一枚も二枚も上かもしれない・・・。
悔しいけれど。
負けを認めるわ・・・。
水無月のほうは「ういろう」なのでモチモチ感はありません。
その代わり、冷やして食べるととても美味しくいただけました。
ういろうもつぶあんも甘さ控えめなのですが、その分、甘露煮の栗がとても甘く感じ、またそれが甘さのバランスを整えてとても美味しく感じます。
夏の暑い時には、冷たいお茶とよく合うと思います。
実家の母にも食べさせたいんだけどねえ・・・。
今度お盆に帰るとき、朝から並んで買って帰ろうかな・・・。
でも日持ちしないしねえ・・・。
やっぱり阿闍梨餅にするか・・・。
いや、これもそんなに日持ちしないし・・・。
んー、京都には美味しいものが多すぎて。
それも日持ちしないものばかり。
ま、母や知人などが京都へ来る機会があれば、是非買って食べさせてあげたいと思います。