来月、旦那の仕事にひっついて中国に行くことになりました。
それで、ビザを取るため6月にネットで申請予約しようとしたんです。
ところがですよ。
6月に申請予約したくても、予約はすでに6月はおろか7月もいっぱい。
ようやく空きがあったのは8月1日。
仕方ないのでそれで先に旦那の予約入れて、続けて私の申請予約を入れようとしたらすでに8月1日の予約は埋まっていました。
次に空いているのは8月2日。
しかし、出発は8月6日。
料金追加で特急仕上げも可能ですが、実はオンラインで書類登録の時点ですでに心が半分折れかかっていたのです。
現在、中国のビザは昔のように領事部に行って申請するのではなく、全て中国ビザセンターという所のサイトにオンラインで申請予約をとり、そこのサイトに申請する書類を事前に登録後、改めて予約した日にビザセンターへ行ってパスポートと申請書類を出す、という事になっています。
で、この申請書というのが本当にくせもので、個人の情報はもちろん招聘団体の情報、親の名前や住所から信仰している宗教までというのを打ち込まなければならず、複雑怪奇。
そして申請書にアップロードする証明写真も。
これは日本の証明写真とは全然違う規格で、服装の色など規定が厳しいので、その辺をよく分かっている写真館の方で撮ってもらうのが確実と思い、わざわざ撮影しに行きました。
ところが。
いざその写真をアップロードしようとすると、「顔が覆われているため、アップできません」と言ったエラーメッセージが出るのです。
「は?」と思ってよくよくサイトの注意書きを見ると、顔が何かで覆われている(前髪がおでこにかかっている)のはNGだとあります。
そうなんです。
顔がはっきりと分かるように、おでこを出して撮った写真を出せ、と。
しかも、両耳も形が分かるようにしないとこれまた受付エラーが出てしまい、しょうがないので写真屋さんに事情を話し、「写真の規定になってないので申請できない」というと申し訳なさそうに再撮影してくれました。
ほんと良い写真屋さんでよかったんですが、出来上がった証明写真はビックリするような顔になってしまいました。
だって、おでこガッツリ、髪を両耳にかけてるんですから。
えらく男気のある感じのおばちゃんがそこには写っていました。
その写真で申請をしてみたところ、あっさりとOK。
ホントにもう。
写真の時点で書類の登録に疲労困憊でした。
そんな難しい申請を8月2日に特急で出しても、申請時にビザセンターから「必要書類、足りない」だとか「この書き方では出来ない」だとか万が一言われるともう完全に間に合わない。
ならば、と旦那の判断でいったん取りつけた個人申請の予約はキャンセルし、旅行社さんに代理申請をお願いすることにしました。
ありがたいことに、招聘団体のほうから「ビザ代はこちらでもつから大丈夫」という返事をもらい、旅行社に連絡したところ、「6月は確かに申請予約がいっぱいだが、7月なら空いてますよ。」という返事。
聞くと、個人申請と旅行社申請の予約枠は分かれていて、旅行社の方にはまだ余裕があるとのこと。(実際、大阪のビザセンターでは申請する場所もフロアが別。予約した時間にすんなりと提出出来ました。)
私がお願いした旅行社さんは担当の方がとても親身になってくれ、申請から受け取りまで全てスムーズに済みました。
まあ、そのかわり代理申請料金、ガッポリ取られましたけどね。
中国の招聘団体側がビザ代出してくれなかったら今回の中国行きは諦めたくらい高かったです。
しかしながらおかげでなんとか7月中にビザも取れ、先日、パスポートも無事手元に届きました。
昔のビザ申請なんか楽々でしたけどねえ・・・。
こんなに複雑、かつ料金も上がっているとは全然知らなかったです。(普通申請で8,000円。それに代理申請手数料がプラス・・・。ご想像ください。どれだけ高額か。)
あ、そうそう。
そういえば、旅行社の方に「中国出・入国時に『出入国健康申告』というのをしないといけないのでこれだけは注意してくださいね。」と言われました。
出国前に、WeChatのアプリ「海関旅客指尖服務」というのをダウンロードして、そこに健康状態を登録し、QRコードを発行。
これを写真に撮ってスマホに保存。
そして出国、入国のそれぞれ税関でQRコードをスキャンさせないといけないらしいです。
加えて、出発48時間以内にPCR検査か自分で抗原検査キットを購入して、検査の結果が陰性であればそのアプリに登録しなければならないとか。
ただ、旅行社の人がいうには、その検査結果のチェックはまず行われないとのこと。
しかしながら「中国のことなので・・・。もしかするときまぐれでチェックすることが無いとも言えないので、検査キットで出た陰性の部分をスマホで撮影しておくことをおすすめします。」だって。
その結果って誰のものか分からないのにね。
でも一方で健康状態申告アプリには搭乗する飛行機の座席ナンバーまで登録させるんですよ。
陰性か陽性かのチェックはしないのに、片や座る座席まで把握したいとは・・・。
まあ~しちめんどうくさい話です。
詳しくはこちらにリンク、貼っときますので興味あるかたはどうぞ。
「中国への渡航者のための防疫対策ガイド」
http://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/lszc/202304/t20230425_11065428.htm
とは言え。
なんだかんだで十数年ぶりの中国なので楽しみではあります。
でも、進みすぎたデジタル化のせいで中国の携帯番号がないとコーヒーどころか地下鉄にも乗れない!?というウワサもちらほら・・・。
完全に浦島太郎状態になりそうで怖いです。
8月、無事に行って帰ってこれたら報告したいなあと思います。