台中で泣きそうになった話・・・。
まあ、そう大したことではないのですが・・・
台北から台中に移動した日が土曜日。
手元にあったのは、ちょっとホテルでお金両替しとこうかなあと思うくらい微妙な額の台湾ドル。
私は日本から日本円を持ってきていたので、足りなさそうならホテルで両替すればいいと思っていました。
ところが、旦那が「レートの悪いホテルで両替するより、ATMで現地通貨を引き出す手数料の方が安い。ATMで出して!」と主張します。
台北では時間がなかったので、台中到着後、駅のATMでおろそうとしました。
しかし1台目のATMでは「このカードは取り扱いできません」と出てきました。
「おかしいなあ???」と思いながら、しょうがないと他の銀行のATMでやってみましたがこれもダメ。
続けて3台目、4台目もことごとくダメ。
カードを変えても、旦那のカードでもダメ。
もうこの時点で旦那はパニックに陥っています。(なぜなら自分がATMでおろせと言ったから。)
コンビニでも郵便局のATMでもできないので、とりあえずホテルで両替できないかと思い、予約したホテルへ行きました。
しかし、予約していたホテルでは両替をやっていないといわれたため、困り果てているとフロントの女性が「困ったわねえ。今日は土曜だし。銀行開くのは月曜だし・・・。あ、ホテルの裏に台湾銀行のATMあるから一応、そこに行ってみて」というので彼女に道順を紙に書いてもらいました。
そして行こうとすると、その女性がカウンターから出てきて「ホテルの裏道通ったらすぐだから!」と裏道から銀行へ出るところまでわざわざ案内してくれました。
で、その台湾銀行でもやってみましたが・・・やっぱりダメ。
結局、その日に予定していた日月潭観光はこの時点ですでに午後になってしまったのであきらめました。(日月潭は直行バスで2時間くらいかかる)
ホテルへ戻り、ATMでおろせなかった旨を伝えるとフロントの女性が「ならば近くのショッピングモールの1Fで両替してくれるかどうか電話して聞いてみるわ。」と電話してくれました。
すると「両替してくれるそうですよ。歩いてすぐだから行ってみて」と言われました。
もうね、この時点でこの女性が神に見えました。
行ってみると結構な規模のショッピングモール。
そこの1Fに総合インフォメーションのようなところがあり、そこで両替をしてもらい、無事、台湾ドルを手に入れ週末も安心して過ごすことが出来ました。
ようやく現金を手に入れ、市内観光をしましたがみんなとても親切。
特にタクシーの運転手さんなんかは、私が中国語の出来る日本人だとわかるとあれやこれやと嬉しそうに質問をしてきて、とても楽しい雰囲気になりました。
そのうえ私たちが台中に来るのが初めてで、どこを観光すればいいのか分からないと言ったら、「○○は行ったか?△△は知ってるか?」と色々教えてくれ、「日月潭は是非、早朝に行きなさい。朝が一番きれいだから」と教えてくれました。
最後降りるときには305元の料金も「300元でいいよ~!」とまけてくれ、大変うれしかったです。
翌朝、ホテルをチェックアウトするとき昨日銀行への道順を教えてくれた女性がフロントにいたのですが、「今日チェックアウトします」と鍵を出すと、本当にさみしそうな顔をして「もう行くの?」と言われてしまい思わずこっちが泣きそうになりました。
感謝の言葉を述べ、ホテルをあとにし、台鉄台中駅から台鉄新烏日駅(高鉄台中駅に隣接している)へ向かう時にはなんだかそこを離れがたい気持ちになりました。
いやいやいや~。
もう台中の人ってとってもおっとりしているけれど、情が深~くて優しい人ばかりでしたよ。
ただただ台中駅周辺にあまり銀行や郵便局がないのと、お金がおろせなかったという悪いことが重なっただけで。
以上、ATMでお金がおろせずパニックになって泣きそうになったのと、人のやさしさに触れて泣きそうになったというお話。
で、後日談。
日本に帰ってきてなぜATMからお金がおろせなかったのかカード会社に電話して聞いてみました。
すると・・・
「お客様はキャッシングの設定をされておりませんね」ですと!!!
なんと。
カードを作る時に「キャッシングはしない」と申込みしていたため、「海外でお金をおろす=海外キャッシング」ができなかったというアホみたいな話。
まあ、「キャッシングできるようにしたら海外で不正利用とか怖いしなあ~」とか「お金をガンガン引き出して使いこんでしまうかもなあ~」といらん心配して申込みしなかった・・・はず。
自分でも馬鹿だねえ~と呆れてしまいました。
で、早速カード会社に申し込みましたよ・・・キャッシング。
審査に2週間ほどかかるそうですが、結果問題なければ次回からは海外でもATMで引き出しが出来るようになるはず・・・。
気長に審査結果を待つことにします。
ところで、ついでに今回の台湾渡航でいくつか気づいたこと書いときます。
・台湾の入国カードは日本でネット登録しておくと楽。(https://niaspeedy.immigration.gov.tw/webacard/)
これ、渡航前にやっとくと、機内で紙の入国カードをCAさんからもらって記入する必要はないのです。
ネットで入国カードの登録できるのはすごく楽ですよね。
「日本でもやればいいのに」とうちの旦那は言ってました。
機内では入国カードと一緒に税関申告書も配られますが、これは申告するものがない人は書く必要はないですよ~。
・台北の空港に到着し、入国審査を受ける前にテーブルに何か厚紙のようなカードが並べられているので、特に申告するものがない人は必ずカードを取ること。
これは手荷物の中に肉類だとか植物など持ち込みに検査が必要なものだとか、持ち込み自体禁止されたものを持っていない、だから検査は必要ないというのを示すカード。
手荷物を持っているけれど、検査の必要がない人で日本などの国から入国する人(その飛行機が出発した国によってそのカードがあったりなかったりするそうです。カードが置いて無い場合は全員手荷物検査を受けます。)はカードを持って「検査の必要なし」のレーンをすーっと通れるのでそちらへ。
逆に、知らずにカードを取り損ねた人は全員荷物を検査機械に通すよう言われ、中身を調べられます。(私は知らなくてカードを取らなかったため、検査機器にお土産を通され、「中身は何だ」と聞かれ、「チョコレートだ」と言ってもがっつりお土産の紙袋の中に手を入れてチョコレートの箱の成分を調べられました。)
・悠遊卡(ヨウヨウカー)という日本でいうSuicaみたいなカードは到着したらゲットしときましょう。
これがあると、小銭いらずで電車もバスも地下鉄にも乗れますし、もちろん台湾全土で使えます。
場所によってはこのカードで割引料金になったりもします。
また、コンビニやスーパー、レンタル自転車なんかにも使えるので、交通機関で使いきれないと思ったらヨウヨウカーで買い物分を支払えばあまったチャージ金額も使い切れると思います。
カードを買うならコンビニで買うと良いですよ。
大概、レジ前に吊り下げてあって、サンリオのキャラものやビールの形をした面白いカードなんかも売ってます。
空港でも売ってますが普通のデザインのものしかないので、出来ればコンビニでカードを買って、同時にチャージもしてもらえば台湾の移動は楽々です。
・冬の台北は寒い。
これ、ほんと~~にビックリなのですが、冬の台湾、特に台北では朝晩は冷えましたし、風がとても冷たいのです。
ホテルなどの建物に入ると暖房がきいているのですが、電車の中などはなぜか外が寒いのにクーラーが入っていたりしてホントに体が冷えます。
そうかと思ってライトダウンを着て出かけると、今度は日が昇ると同時に気温がグングン上昇して汗だらだらになったりして。
寒い日と暖かい日の差がすごいですし、北と南のように地域によって気温の差がまた大きいので、脱ぎ着しやすい上着を常にカバンに入れるようにしたほうがいいです。
半そででいいや、と思って出かけても夕方からとても冷えたりしますし、クーラーが効きすぎて寒かったりするので。
なんだかんだと書きましたが、台湾旅行のプロでも何でもないのでこれ以上詳しいことは尋ねられても答えられないです~。あしからず。
では。
次回、台中から高雄に移動して・・・そんな話など。