goo blog サービス終了のお知らせ 

空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

どれだけ真剣に考えるか

2021年04月20日 19時19分27秒 | 思考試行

 テレビに出ているアナウンサーが、生活の心構えを述べているのを聞いた。それは、たとえば、人がいないと思われるところでも横断歩道の信号を守る、という。それは、社会的に良くないとされることはしない覚悟を述べているのであり、仕事上、常に人に見られているのだから、決して見られて困るようなことはしない、という決意である。

 言わば当たり前の話だが、ものの考え方として、人が見ているかどうかは関係なく、自らの判断が自分の価値観のなかで、正しいと思うことを貫くということは、大事なことである。

 政治家の本音が、議席確保にあるのならば、そんな政治家は直ちにやめてほしいものである。ビジネスとして旨味があって、やっている政治家もそうである。政治家こそ、国民のくらしを守るために、否、自国民ということだけでなく、地球規模での生きとし生けるもののための政治でなくてはならない。でなければ、自国民さえ守れはしないし、本音が何処かほかにあるような政治家は、ただちに、引退してもらわなくてはならない。

 人間がいかなる動物か、いつも他者のことを考え、自己利益を後回しにするような動物かどうか、通常の動物の世界は、まさに弱肉強食であり、どうやって自分の食料を獲得するかに真剣であり、食われる方も、いかにして我が身を守るかに、懸命である。獲物を狩るために協力したり、食われる側も、対抗して食べられないように、様々に工夫する。

  全体としては、餌をとりすぎれば、食料が不足し、獲物を捕る側も繁栄はのぞめないし、獲る側の力が落ちれば、餌側はその勢力を伸ばすことができる。そうしたなかで、バランスが生まれる。動きながら、できてくるバランスである。

 国と国との関係はどうであろうか。中国の振る舞いは、国力の増加に伴い、明らかに拡張的であり、自国の権益を伸ばすことに懸命である。アメリカとの間で、対立構造が明確になりつつある。台湾などで、実際の戦闘が始まるかもしれない。尖閣についても、日本との間で、双方の言い分がまったく相容れない形となっており、話し合いで解決のつきそうな雰囲気がない。

 日本が憲法で、絶対に戦争はしないという決意を決めているにも関わらず、もはや、自衛のためには、交戦も厭わないという姿勢が明らかな、勢力がむしろ強くなってきているようで、彼らは、平和を求めるなどといえば、平和ボケなどと、非難の言葉をはいている。真剣に平和を考えるというより、戦争はいやだけれども、といいつつ、戦争をしないとは言わない。いざとなったら、戦うのはあたり前だという姿勢を隠さない。そこには、いかにして、戦争をしないためにどうするかという工夫など、頭にはないようだ。

 何度も、人間は戦争をしてきたし、今もなお、している。戦争を無くそうと本当に真剣になっている人がいるのかどうか、とくに各国のリーダーがそうなっているかどうか。おそらくは、自国内部での権力争いや、外に対しても、疑心暗鬼の状態であり、また、そうでなければ、たちどころに他国にやられる、あるいは、自国内部の権力闘争に負ける、と考えているのではないだろうか。

 どうせ殺しあわなければ解決しないのならば、とんでもない毒薬を開発して、自国民は解毒方法を学ばせておき、侵略者には、気付かれることなく、触れさせ、反省するのなら助けることもできるが、・・・てな物があれば、これは強いかもしれない。お互いそれが常識となれば、敵対的な行動はとれないこととなる。国際的な問題リーダーも、この方法で、改善をせまってみるというのはどうだろうか。彼らはだいたい頑固だし、そう簡単には反省してはくれないだろうが。    

 あるいは、ものの考え方、理念でもって、国際常識を確立し、これに反するような特異な考え方については、自ら改善するほかないと思うことができ、個人は、必ず改善できて、全体として、なかよくやっていける社会を構築できはしないだろうかなどと夢想する。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。