大豪邸は、夫婦二人には必要ない、というか、それは苦痛のもととなる。大邸宅、城は、他者とともに暮らすことが前提となる。他国と戦争するために、兵を養い、従者を必要とする王侯貴族の建物である。
小さな暮らし、適当な暮らしのサイズこそ、それぞれの人にとって、心地いいのではないか。大きな庭があって、植栽があれば、それらはどんどん大木となり、収拾がつかなくなる。
暮らしのリズム、サイズ、サイクルは、それぞれの課題であるけれども、社会、地域、国家にとっても、大事なこととして、考えなければならない。
すっきりした適当なサイズ、人と争うのではなく、助け合って生きていく。今度の災害で、また、そのことを思う。原発の稼働を諦めない現政権は、違う価値観を持っている。
人を蹴落としても、その人の冨を奪ってでも、自らの冨とする、そんな価値観を助長し、押し進める、そこに幸せの源泉があるという。それは違う。その是正は、力関係でしかない。
貧者が、勝つためには、認識が必要であり、投票行動で示す。甘言、策謀、言抜け、これらから、自らの価値観をうちたてなければならない。