どうしても、戦争をさせてはならないという決意が充分ではないと思われる。テレビ討論を聞いていると、各国の思惑やら、事情が話されるが、戦争をどうしてもさせないためにどうするか、のような観点は見られない。
そこには、この時には、武力行使にアメリカが走るのではとか、北朝鮮が暴発するかも、といった具合に、考えられる想定の話、予測がでてくる。
どうしても、戦争をさせないためには、どうするのかという思考態度はみられない。アメリカや、中国、韓国、北朝鮮にどう向かうかの、姿勢の問題である。国益のためには、戦争も辞さないという姿勢が当然と考えていることが裏面にみえる。
国益のみを考えるならば、戦争やむなしの行動選択がでてくるのだが、そこで、人道上の問題から、どうしても戦争だけはすべきでないという姿勢が欠落してしまうのは、平常からの戦争に対するありうる選択として是認しているからだろう。
人類は、なかなか学ばないようだ。
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