空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

官僚支配からの脱却の難しさ

2012年11月24日 12時40分35秒 | 思考試行

今朝の朝日朝刊に、民主党がどのように、官僚の支配に失敗したか、軍門にくだっていったか、の経緯の一端が出ていた。予想の範囲であるが、本当に政治主導を貫徹するためには、相当の準備がいるということである。

コンクリートから人へ、こそ民主党の政策の心髄であったのだった。それこそ、新しい政治の始まりであった。自民の抵抗、官僚の抵抗もあって、ついに、ヤンバダムの中止は、中止となった。後退を余儀なくされた。それでも、成果はあったといえる。何と言っても、現実政治に参加し、トライできたのだから。しかし、官僚支配からの脱却は、簡単ではないことが本当に明らかとなった。

それで、たとえば、共産党が天下をとったとして、直ちに、政策の実行が可能だろうか。その工程表はできているのだろうか。政策の裏付けとなる態勢ができているだろうか。アメリカの「攻撃」に対策はできているだろうか。これは、相当な準備が必要である。人的にも、政策的にも容易ではない。

また、社会主義政権が、人道から外れる傾向を示していることは否めない。権力集中による腐敗、汚職の問題、論理無視の無茶な主張、強欲な拡大主義、弱者切り捨ての問題、格差など、目を覆いたくなる惨状を呈している。これでは、資本主義に対する優位性を主張できない。人間についての科学の進歩に対応していないのかもしれない。

いずれにしても、人間社会は、矛盾に満ち、改善を要することが山積している。どんな社会にしていくのか、その設計図面さえ作れていない。方向も海図もない。

だからこそ生きがいがあるというものである。なんとか、良くして行こうではないか。


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