財務省の近畿財務局の職員が自殺した。かれはどんな思いだったのだろうか。ルールにのらない特殊な扱いの国有資産の売却。その先棒を担がざるを得なかった事情。事実を自分が述べるわけにはいかないと思った事情。
そこには、どんな力学が働いたのか。安倍首相は、自分から頼んだことはないし、頼まれたという人もいない。したがって、私には、関係のないことだという。
森友事件の当事者、森友氏は、神風が吹いたといった。考えられない優遇の値引き、国家主義的な、教育勅語を暗唱する幼稚園児、感動する安倍首相夫人。深い関係にある森友夫妻、こうした風景があって、官僚たちがどう動いたのか。
安倍氏に近い、腹心の動きも伝えられている。腹心が官僚に働きかけた。全体として、すべては謎でもなんでもなくなっている。あちこちで報じられていることが、辻褄を勝手に合わせていく。ごく自然な動きである。風景はこうなると誰の目にも明らかである。
自分は知らないというだけで、すむ話しだろうか。権力の意向に対して、側近がどう動いたのか、それがどのように周辺に影響を及ぼしていったのか、すべては、バレバレである。恥ずかしくないのだろうか。長州の末裔は。