放送大学の科目に「情報社会のユニバーサルデザイン」という科目がある。
この科目のまえがきから、引用したい。
「ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、能力や背景にかかわらず、できるだけ多くの人が使えるよう、最初から考慮して、まちやもの、情報やサービスを作るという考え方であり、そのプロセスです。」
この方向は、徐々に広がりつつあるように見える。バスの形が変わり、低床になり、車いすの人も問題なく乗れるようになっている。まだまだ十分とはいえないが、こうした動きはまだまだ続いていくだろうし、もっと徹底されなければならない。
そして、印刷教材のなかに、2015年の国連で持続可能な開発サミットで、193の参加国により全会一致で採択された2030年アジェンダが掲載されている。
2030年までに国際社会が持続可能な社会を実現するための重要な指針として、次の17の目標(ゴール)が設定されている。
持続可能な開発目標(SDGs)-Sustainable Development Goals
1.貧困をなくそう
2.飢饉をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基礎をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住みつ続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
為政者、官僚、富裕層、すべての人が、この理念をもって、行動するならば、世の中,本当に住みやすくなるだろう。
国連でこんなことを採択しているとは、まったく知らなかった。これは是非実行していきたいものだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます