今朝のアサイチをみた。安藤サクラさんがゲストで、「まんぷく」のどのシーンが、印象に残ったのかの、これはアンケートだったのだろうか、途中からなので、そこはキチンと見てはいなかったのだが、一位が何であるか、と尋ねられたサクラさんは、いろいろ考えていたようだった。そして、一番は、夫婦ふたりが横になって寝ていて、赤ちゃんが真ん中にいるシーンだった。
そして、声を出した方を、赤ちゃんが、いちいち、そっちへ顔を向けるという場面である。なるほど、赤ちゃんの仕草は、演技とすれば、これ以上ないものである。とにかく、可愛くて、自然であり、こんな演出は考えてではできない。奇跡のシーンだろう。視聴者のアンケート結果は頷ける。
そのとき、サクラさんは、恥ずかしいと言った。自分がゲストで呼ばれて、自分が主人公のドラマで、自分のシーンだろうと、思い込んでいたというのである。そこを恥じた。手でパタパタ顔をあおぐ。この仕草が、彼女の性格を素直に表している。ひっかけ問題に引っかかたようなものと感じた、というのではない。そんな思いは微塵もない。そこも素晴らしいのだが、単に素直に、自分自身の思い込みを恥ずかしがったのである。
自分の思い込みを恥じる気持ちを、さらけ出し、その心理状態を、解りやすく説明してくれた。これが、なかなかできない。素直で、謙虚で、これこそ、彼女の性格がはっきりあらわれたシーンだった。
彼女は、芸達者でならす女優さんで、さまざまな役どころを、見事にこなしていく。どんな性格の人だろうかと、思っていたが、性格が意地悪な人には、いろんな役なんてできないのかもしれないと感じた。性格がいいからこそ、どんな役でもこなせるのかもしれない。そのための努力は、体づくりなど、すべてにわたって、細部にわたる神経を走らせる。素晴らしい達人の女優さんである。
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