先週、納骨を終えて、ようやく旅に出ようかという気分になり、早速実行したのであったが、こんなことは、従来なかったことで、計画から、いくまでの期間が短く、いわゆる行くまでの楽しみの時間が、十分でないから、泰吉は、気分的に、いささか盛り上がりに欠けていることを自覚していた。
前日には、本当に行くんだという実感がなく、案の定、当日は、ほぼいつもと同じ起床時刻となった。朋子は、早く出かけるのだと息巻いていたが、泰吉はそうはならないだろうと思っており、事実そうなった。朋子は、低血圧気味で、朝はとにかく弱いのである。
したがって初日は、行くだけとなり、終日かけて、現地へ到着したのである。泰吉は、それでいいと思っていたし、朋子も同じ感覚であったから、道中そのものを楽しむということで、それは、それで良かった。
それにしても、大阪を脱出するのに、1時間もかかったのには、少しまいった。というのは、いつも利用する高速の入り口が工事中であったために閉鎖されており、そのため、入り口探しにてまどり、最終的には、なれない入り口を利用することとなったが、高速の環状線を無駄に一回りしなくてはならなくなったのである。
せっかく時間をかけて、キタまできているのに、なんとミナミ方向へ走るのだから、徒労感がひどい。泰吉は先手をうって、さあ、これはご機嫌斜めになるぞ、サアサア、などと口走る。くすぶり始めていた朋子は、機先を制され、すこし納まった。出だしは、トラブッタけれども、名神にはいってからは順調で、天気は、これ以上ない快晴であり、道中を楽しむ環境はととのった。
前日には、本当に行くんだという実感がなく、案の定、当日は、ほぼいつもと同じ起床時刻となった。朋子は、早く出かけるのだと息巻いていたが、泰吉はそうはならないだろうと思っており、事実そうなった。朋子は、低血圧気味で、朝はとにかく弱いのである。
したがって初日は、行くだけとなり、終日かけて、現地へ到着したのである。泰吉は、それでいいと思っていたし、朋子も同じ感覚であったから、道中そのものを楽しむということで、それは、それで良かった。
それにしても、大阪を脱出するのに、1時間もかかったのには、少しまいった。というのは、いつも利用する高速の入り口が工事中であったために閉鎖されており、そのため、入り口探しにてまどり、最終的には、なれない入り口を利用することとなったが、高速の環状線を無駄に一回りしなくてはならなくなったのである。
せっかく時間をかけて、キタまできているのに、なんとミナミ方向へ走るのだから、徒労感がひどい。泰吉は先手をうって、さあ、これはご機嫌斜めになるぞ、サアサア、などと口走る。くすぶり始めていた朋子は、機先を制され、すこし納まった。出だしは、トラブッタけれども、名神にはいってからは順調で、天気は、これ以上ない快晴であり、道中を楽しむ環境はととのった。
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