良くないところは改め、良いところは伸ばす。間違っていれば、直すこと。何も躊躇する必要はない。とりわけ政治の世界は、そのようでありたい。
政治は、多くの人々に直接影響を与え、間違うと生命をうばい、暮らしを奪う。そこには、個人的な権力志向や、社会的地位、名誉を求めることと、密接に関係し、さらには、利権に直結するから、魅力的な職業ではあるのだろう。だからといって、誰もが政治家を志すことはない。
ことに最近は、政治家を志す人は、一般的とはいえない。多くの人々に支持を訴え、個人生活を犠牲にしてまでも、政治的情熱を持ち得るかどうか、必ずしも、万人の支持をとりつけることは不可能であるし、敵対する人もでてくるだろう。
そして、金銭的な負担もある。当選できなければ、財政的な保証もない。リスクの高い職業である。若者にとっては、とりわけハードルが高い。(意図的に、そういう制度にしている面がある。)
ビジネスの世界で成功して、余裕綽綽となり、さらなる利権を求めて政治の世界に来る人は、要警戒である。純粋だった人も、政治の世界で、事志と相違する結果となる人もいるだろう。おおむね、政治家は、油断できない人々である。
そうでありながら、政治は重要である。見る目を磨き、政治家をきちんと選ばないと、その結果は、選んだ者に帰ってくる。あるべき方向を、有権者は見定めていなければならない。
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