空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

気持ちはさめても・・・

2009年05月21日 07時30分26秒 | 思考試行
損保会社の大手は、長年にわたる業界の慣行をかなぐり捨てて、代理店手数料を一方的に切り下げてきている。そして、業務品質の向上を合言葉にして、更改契約を満期前少なくとも、10日前には完了しない代理店は、「生き残るのが厳しくなる」などと、平然と言い放つようになっている。

事は、保険会社が、自ら決めていた約款の支払い要件を守れず、多数の不払いが発生したことから、業務停止などの処分を受けたことを契機として、代理店に対する姿勢を、変えてきたのである。

ハゲタカファンドの要求で、間接経費の切り下げを余儀なくされたという説もある。要は、金持ちが、さらに金儲けをしたいとする流れの一環であることは、間違いがない。

今まで以上に、仕事量はふえながら、手数料は大幅に切り捨て、効率化と称して、やりたい放題をしてきている。

代理店のメンバーは、おおむね、別の業界から流れてきたか、副業的な人も多いので、そこを保険会社の社員は、エリートである自分達とは違うという意識を、強く持っていたりする。

代理店側は、チャンチャラおかしく思っている。話として、持ち上げてやったりすることもあるが、本気で彼らを素晴らしいなどと思いはしない。

そして、ことがここに至って、もう心のつながりもなく、冷め切っているのだが、それでも生活資金はいるわけで、やむを得ず、業務を継続しているのだが、保険会社同士の競争がなく、どこも同じような状況では、この業界からは、代理店というのは消え去る運命ということになる。

と思っていたところが、旧来のやり方の保険会社があった。日新火災である。手数料も代理店規模で下げるという考え方がなく、大手とは違うやり方をとっている。この会社は資本系列は、東京海上系であるが、姿勢としては違うやり方である。

ところが、契約の切り替えには、相当のエネルギーがいる。どんどん切り替えたいが、それをさせないための背景がある。なにより簡単なのである。

心醒めても、付き合っているという心境である。ガマンの限界をこえたとき、これがエネルギーとなって、切り替えは進むことになるのかもしれない。



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