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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

選ぶ側の問題、質も問われている

2009年02月20日 08時29分25秒 | 思考試行
自分の利益のみを追求していて、いいのだろうか。今の世の中、利己主義の蔓延で、本当にギスギスしたものになってしまっている。

昔、吉田松陰は叔父に厳しくしつけられた。頬を蚊がさしたときに、思わず手が頬にいったところ、叔父さんにホッペタを張り飛ばされたという。

それは、自分だけのことに、気をとられている、ということらしい。無私の精神が徹底されていることがわかる。

日本には、こういう伝統はあったと思う。家族内においても、企業内においても、社長や、家長は、自分のことだけを考えていたわけではなく、思いやりがあったと思う。

外に対しても、礼儀の本質はそこにあったのではないか。相手のことを考えて、事にあたる。自分の利益ばかりを追いかけるような人は、話にもならない存在として軽蔑されていた。

政治家は、自らの権益を守るためには、必要な手立てさえ打たない。都合で予算さえ人質にする。話し合いの論拠が、本音が、隠された自己利益である。国民のことを真剣に考えているとは思えない。

アメリカ流の強欲資本主義がまかりとおり、弱者をきりすて、利用し、人を物のように使い捨てにしてきた。とんでもない状況が展開している。この方向を切り替えるには、国民の意思が明確に反映されなければならない。今度の選挙は、本当に意味がある。

真に、一人ひとりの人のことを考える政治がされるためには、お互いのことを考えることができる環境、関係ができなければならない。そして、そういう価値観の人びとが増えなければならない。選ぶ人の質は、選ばれる人の質も決めてしまう。


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