ニュースで、NHKが取材を東京都に申し入れたら、都が断ったという。わずか、2,3時間の空襲で、10万人以上の人びとが亡くなった日である。今日は。
朝早くのニュースだったが、アナウンサーが、その顛末を述べる。「平和祈念館」を建てるとして、遺品を都が集めているのだが、死蔵しているという。遺族にとっては、貴重な遺品であるが、平和のためにと、都に預けたものである。
都議会で、この祈念館の建設が決まらずに、遺品が死蔵されている。もう10年になるというニュースである。
三月十日は、まだまだ、寒い。98歳になる一人暮らしの女性が、そのときの経験を語る。墨田川に入ったときに、夫は、寒さに凍え死ぬ。そして、背中におぶっていた子供も、気付いたら亡くなっていた。そして、自分は何故、死ななかったのかと考えて、子供に背中を守られていた、それを語る。
そのときに、子供さんが着ていた服を遺品として、都に預けていた。それを、返してもらい、今は、民間の展示施設で展示しているという。
今は、皆さんに見てもらえるので、感謝していると、笑顔で話している。すばらしい、ニュースであった。
本当に平和を望むのならば、やることはいくつもある。石原都知事の、酷薄ぶりが見える。戦争勢力の本音がここにもある。
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