goo blog サービス終了のお知らせ 

空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

絆の濃淡

2010年12月25日 10時35分39秒 | 思考試行
小ぶりの、同窓会があって、そこで、同じ小学校の同級生と、違う小学校の同級生との「文化の違い」を感じた。同窓会は、中学校の同級生の会であるが、どうも、違いがある。

片方の小学校の同級生は、幼友達という以上の、絆があるようであった。そして、その秘密の一端を、把握できたような話が聞けた。

小学校の所在は、小生の学校と隣接しているが、当然ながら、地理的には、少し離れていて、むかし、進駐軍の兵舎があったのだが、そこに大きな違いがあった。

彼らの小学校の側を、戦車などが通ったりしたのだという。スゴイ地響きがして、その音が聞こえると、みんなそれを見に行く。すると、チョコレートやら、お菓子を投げてくれたという。それをみんなで、拾い集める。甘いものなど、ない時代で、それが、すごい楽しみであったという。

そのあと、教室で、みんなで、拾えなかったものも含めて、公平に分け合ったという。先生は、黙認していたという。ここに、秘密を見た。

まだ、小学校低学年である。小生の学校の側を、戦車が通ることはなかったし、チョコレートなどの話は聞いたことがない。もっと、上の世代の話だと思っていた。

だれかの指示で、分け合っていたのではない。そこに、絆の存在を強く感じる。それが、高齢者と言われるようになった今でも生きている。環境で、人の育ち方は違うのだ、と強く感じた。彼らの仲のよさの根源を聞いたような気がした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。