空をみながら

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矢野元公明党委員長が勝訴・・・小さい記事の大きな意味

2009年03月28日 11時17分50秒 | 思考試行
長年書き溜めていた手帳などを、公明党の元議員らに、自宅までおしかけられ、持ち去られた事件で、これを返せと矢野元委員長側から提訴されていた事件がある。(注 後段で認識はかわりますが、ここは最初のままにしておきます。)

一審では、矢野元委員長は、敗訴となっていた。ところが、控訴して高裁で、逆転勝訴した。今朝の日本経済新聞の朝刊の、42面わずか2段のベタ記事で出ている。高裁は、元公明党議員らに、手帳の返却と慰謝料300万円の支払いを命じたとある。

これは、大事件ではないのか。私物の手帳を持ち去ること自体が変だし、4回も自宅にきて、奥さんの部屋まで家捜しをしたという。これで、よく一審は、公明党側に勝たせたなあと思う。高裁判決は、常識的にみても、いわば、当たり前の判決である。

ところが、この記事の扱いが、まったく、奇妙である。他人の家に、押しかけてきて、本人の私物である手帳を持ち去る。そこには、いろんな背景が見える。カルト教団を背景にする政党、公明党の本質を如実に示している。こういうことが許されていいはずがない。正義の味方の、マスコミならば当然、大きく取り上げることになるはずである。

そこで、この記事の小さいことは、ナンデカということになる。創価学会は、あちこちにコマーシャルを流している。新聞広告も出している。いわば買収である。思い切った記事を書かせないために、日頃から、「鼻グスリ」をきかしているということを意味する。そして、それが効果を出しているということだ。

これが、今の世の中の実態である。この変な事態にどれだけの人が気づいているだろうか。創価学会のマジメな信者の人に、どれだけ影響があるだろうか。こういうことに反応するようであれば、いいのだが、マスコミがこういう姿勢であるから、教団も、自民党も、みんな無視を決め込むに違いない。

しかし、みている人は、チャントみているはずである。いろんな形で、その影響を出していくべく、実行していこうではないか。悪いものは悪いと。

とここまで書いて、「赤旗」を見てみた。赤旗は日刊紙で、15面に3段抜きの見出しで、記事は6段にわたっている。それで、中味を読んで驚いた。日経の記事が、杜撰ではないかと疑った。日経記事では、どうみても、矢野氏側が提訴したとしか読み取れない。

そもそも最初の訴えの当事者は、公明党側であると赤旗には書いてある。手帳等を持ち去られたことが、「週刊現代」の記事になったことで、名誉毀損で、公明党の議員らが訴えたとある。東京地裁は、この主張を認めて、出版社と矢野氏に損害賠償660万円と、謝罪広告をだせと判決し、両者ともが控訴したという。

これには、あきれてモノがいえない。日経記事は、目茶苦茶の記事ということになる。キチント取材をしていないのではないか。こちらの経緯、真相が知りたい。なぜ、ここまで、事実を捻じ曲げるのか。経緯を説明し、もし、充分な取材のうえならば、許せないことだし、不十分であったというなら、日経は、取材をしなおすべきである。このまま、放置できないはずである。

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