池波正太郎さんの本を、1冊読んだだけで、かなりの影響を受けた。それは、日常生活をどう生きるのかと言う点で、人が集まって暮らしている、いい意味で都会のセンスを教えてくれる。泰吉も、大阪育ちで、田舎ではないから、近所の人との付き合い、それも、庶民の付き合いだから、子供の頃の大人から、なにやかやと、教わったことを思い出す。さらに、「男の作法」を読みかけている。これもすばらしい。こういう本を読みたかった。親切で、現代版もほしいものだが、作家は、もう17年も前に亡くなっている。しかし、本になっているから、あとのものは、これを読めば、その真髄を知ることはできる。応用も可能である。いろいろな科学技術の発展に対する姿勢にも通ずるものがそこにはある。とりわけ、段取りであるとか、心構えとか、やはり、キチンとしている。そして、人というのは、いろんな人間がいて、みんな違うのだということも抑えている。粋とか、野暮とか、いうけれどもそこに、粋な人間の具体例をみせてくれている。
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