どうしても働かなければならない分野の人びとは、それこそ危険を感じながら、仕事に従事している。仕事をしなければならないと自覚されている。
だがそれ以外の仕事の人びとは、動かない、これが対策である。しかるに、感染者数は激減とはならない。医療崩壊の危険性も孕んでいる状態が続いている。
なぜか。それは、まだまだ人が動いているからであり、接触が続いているからである。感染者が把握されていないからである。実態が充分把握できていないなかで、感染者が発生している。対策が充分でない証左である。
なぜ人が動くか。動かざるをえない人々がいる。なんの補償もないから動かざるをえないのである。
休業を要請しながら、そのための補償を渋る政権の無能ぶりには驚くばかりである。当然ながら、ただちに困難な状況に立ち至る人々はいるわけだし、雇用調整助成金にしても、事業主が最初に休業手当を負担しなければならない。給付を受ける側にとって、使い勝手が悪い。まずは、国が払うようにすれば、余計な手間をかける必要もない。
実行あるのみである。何故、そんなに渋るのか。それは生存のために必要な支出であって、結局は支払うのだから、余計な障壁を作る意味がわからない。それは支払いをどうかして免れようとする意図が明確である。手続きを踏めない者を振り落とす狙いがあるとでもいうのだろうか。
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