世界が克服しなければならないのは、貧困と失業だろう。遊んでいても暮らせるようにするのもいいが、みんながみんな、遊ぶとするなら、全体として、暮らしていけそうもないので、お互いの役割を果たしつつ、相互に助けあうことができるためには、結局は、働くということを無視できない。
ところが、やることがなくて、収入の道がないとなれば、その人の存在価値を損ねてしまう。といって、全員がうまく調和をとって、おたがいが、生きていくのは、そう簡単ではない。だが、工夫をこらして、その仕組みをなんとか人類のものにしなければならない。でなければ、争いは必然となる。
動物たちや、植物は、それぞれ競争しながらも、全体としては、バランスを保って、その様相を変えていく。留まることなく、変化をしていく。それは、ウイルスの世界も、細菌の世界も同じようである。それぞれが、環境の変化に応じて、自らを変えていくのである。
どうやら、宇宙全体の仕組みがそうなっている。だれもが、この仕組みからは逃れることはできない。精神的に、どんなに焦ろうが、騒ごうが、悲嘆しようが、また感謝しようが、喜びとしてとらえようが、大枠の仕組みは、相互の関連のもとに、変化していくのである。
その上で、自らは、思うところを、生きていくしかない。どう生きようと、恐らくはどうってことはないことになる。だが、自分のことばかりという者は、これは、はた迷惑だから、それなりの反発を喰らうことは覚悟しなければならない。
よくよく、考えて、あるべき姿を求めて、一生懸命、生きていくことになる。あまりハイペースでは息が切れるし、ゆっくり過ぎても、いけないかもしれない。自分なりのペースを掴みながら、なんとかやっていくしかない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます