ウクライナの大統領がお笑い芸人の出身であることで、お笑い芸人の皆様は、たいへん注目を浴びているのではないか。関西のテレビ番組「正義のミカタ」では、芸人の皆さんが、大活躍している。自由闊達に意見を述べている。意見のすべてに賛同するわけではないが、まずは、いろいろな意見が飛び交わされていることが素晴らしい。
よく勉強もなさっているのだろう。が、もっといえば、もっと勉強していただきたい、と思う。大事なことをお笑いの技術を生かしつつ、啓蒙的な役割を果たす役割をになってくださるのなら、なおいい。
芸人は政治向きのことを言うことは、控えるという雰囲気がある。だが、公共の電波を有効に利用することは重要ではないか。プーチンのような人物が力を得ることのない、賢い庶民を育てるような仕事を、お仕事の底流にしのばせることを切に望みたい。
面白おかしく、人生の機微を語るなかで、いつの間にか、賢い人間性の底力を育ててくれるような、人間同士の共感と、未来社会の建設に資する、きれいごとではない本物の、お笑い文化を実現してほしいものである。売れればいい、と言いながら、チャランポランにみえながら、ちゃんとしている芸人さんの登場をのぞみたい。
ウクライナ大統領は、芸人出身でなければ、不可能と思われる精神がある。思いのたけを表現し、主張する力がある。これこそ芸人魂の発露である。これは、単なる政治家ではなし得ない仕事である。これからの時代は、お笑い芸人の皆様が、真に大活躍されるかどうかで、変わるような気がする。
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