検察の不起訴はさもありなん、と思ったが、本当に調べた結果そうしたということになったという感じはない。検察もまた、官僚で、力学を考えたのだろう。
違和感が残るのは当然だが、これで、官庁すべて、一強態勢に順応したという具合だ。これでは、民主主義の名がすたる。日本はまだまだ民主主義が浸透せず、身についていないということだ。
だれがみても、安倍首相が、国会答弁で、もし、自分や昭恵夫人が関係していたら、総理はもちろん議員も辞める、と言ったその時から、財務省は、必死で書類を改竄し、あるいはそんな書類はないといい、総理と夫人が登場しないという辻褄合わせをした。
地方の役人は、これに抗議したのだろうか、自殺者まで出た。総理大臣の秘書が、これは、総理案件だといって、役人をかりたてた。そういう事実があって、問題は意図通りに事態が推移していくのだが、問題になったとたん、本人は知らぬ存ぜぬといい、周囲は、誰も忖度はしていないといい、改竄や、書類がない、などと言い張る。
それでは、何故、そんなことになったのか、といえば、麻生財務大臣が「それがわからんから苦労している」などととぼけた答え方をする。
首相の意、夫人の意を受けて、官僚が動いた事実がすべてである、決裁文書を改竄し、土地の値引きを実現し、意を受けて、行動してきた。これは誰の目にも明らかとなっている。それをなぜかわからんと言う、このひどさ!
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