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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

財務省改ざん事件の裁判について

2020年07月15日 23時16分42秒 | 思考試行

 裁判がどうなるか、注目したい。必死で裁判にならないことを願っている勢力が蠢いている。そもそも、首相夫妻が、籠池氏の「教育理念」に共感したことが発端である。幼稚園児に教育勅語を暗唱させ、声にださせているテレビ画面をみたこともある。こういう教育がお気に入りなのである。その「教育理念」の下、小学校を作ろうというわけである。

 さて、官邸筋から指示があったのかどうか、それを受けて、財務省が頭をひねって、さまざま事がうまく進むように、動いた。土地の値段を値引きし、入手できるように尽力する。その過程を財務局の職員が顛末を記録し、公文書にする。ところが安倍首相の、もし、私なり、妻がこの問題に関わっていたとすれば、首相どころか、議員もやめる、と国会で発言したことから財務省本省は慌てた。

 財務省本省は、これは問題と、現場の近畿財務局の公文書の改ざんの必要性をみたのだろう。そこには、首相発言に抵触する具合の悪いことがあった。そこで、公文書の改ざんを本省は現場へ指示した。

 現場のノンキャリアの公務員が、抵抗したにも関わらず、ついに、具体的な改ざん作業をむりやりやらされる。しかも、やらされた本人の周囲の人間、上司は、人事異動でいなくなってしまう。彼一人残される。その段階で、検察からの電話がはいる。彼一人のせいにする筋書きがあきらかとなった。

 まさに、抵抗し、自らの信条に反することをやらされ、さらには、自分の意志でやったごとくの立場に追い込まれていく。真面目な人である。怒りと悩み、悩みに悩んで自死する。報道だけで、知り得たことから、小生の認識は以上のようになっている。

 真相が明らかにされなければ、この世は闇だ。裁判所はどういう立場をとるか。日本がどんな状況にあるか明らかになるだろう。裁判官も、人事権を握られている。官邸の目が光っている。国民の目はどんな具合だろう。コロナでいろんな側面が見えてきた。日本がどうなっていくのか。注目すべきことだ。