Keiママのお料理ノート

お料理大好きなKeiの日々の食卓、趣味の日記。

チーズハットグ

2020-01-12 21:52:08 | お菓子

ねーさんが好きなチーズハットグ。
今日は白玉粉入りでもっちり生地。
さけるチーズで作るとびよーんとのびる、
と聞いて試してみたらほんとにびよよーん、と伸びた。
伸びすぎて切れなくて、
最初に全部チーズが出てきちゃうんじゃないかと(笑)
チビもねーさんも、おいしい、おいしい、と、
あっと言う間に完食。
また作ろ~。


チビの高校の学年通信の、学年主任の先生の書く文章に、
いつも感銘を受けている。
NO.9になる今月号。残念ながら、私の手元には5通しかないのだけど、
これだけは絶対読みたいから必ず見せて、とチビに言ってからは、
毎号必ず届くようになった次第。

今月号の「将来の夢」から・・・

 この一週間、何度も取り交わされた言葉、あけましておめでとう―、
いったい、何がめでたいのか。何を言祝ぐのか。この言葉を口にしない人たちのことを考えれば、すぐにわかる。身内も含め、死なずにやってこられたことを祝福し合っているのである。人間は生きていることの奇跡をつい忘れてしまう。一年に一度くらいはそれを思い出し、ありがたがろうではないか。そういう精神である。
 話は変わるが、あるテレビ番組で写真家がこんなことを言った。「若い人の中には僕ら以上にしっかりした人がいるんです」そして、見せたのが、冬のホームに立つ女子高生の顔写真だった。その笑顔もそうだが、撮影前に彼女と交わしたやりとりが忘れられないと言うのである。では、どんなやりとりだったのか。写真家が言ったとおり、以下再現してみる。
「高校卒業後は、どうするの?」
「看護学校へ行きます」
「じゃあ、将来の夢は看護師さんになることですね」
「いえ、違います」
「・・・」
「看護師は職業です。将来の夢は、明るく生きていくことです」
 なるほど、我々はいつの間にか就職をゴールと錯覚し、大きな夢を見なくなった。だいいち看護師になるための要件はそう多くはないが、明るく生きていくための要件は計り知れない。こちらのほうが遙かに難しく、スケールも大きいのである。写真家は「横っ面を張られた気分でした」と言って、「若い人の中には・・・」と、最後にまた同じ言葉を述べた。
 さて、翻って自分である。とうの昔に就職を済ませ、すっかりゴールした気分でいたのではないだろうか。大きな夢もなく、ぐずぐずと過ごして来たのではないか。そもそも明るく生きて来たのか。ただ生き長らえて、それがそんなにめでたいか。年明け早々、私こそ横っ面を張られた気分になった。


毎号、読むたびに深く考えさせられる。
説得力のある、いい文章だねとチビに言ったら、学年主任は国語の先生で、
文章の書き方の本も上梓されているそう。

今まで、学校から来るお手紙を、これほど待ち、
真剣に読み、考えさせられたことがあっただろうか?

チビは、私ほど、この学年通信に心を動かされている様子は、ない。
けれども、保護者会などで聴くこの先生のお話も、
とても良い、記憶に残るお話なのだ。
今は聞き流しているチビだけど、
こんな先生がいる高校で、
こんな先生の授業を聴いてるということに、
安心感と心強さを抱く母である。

さて、翻って私。
私のゴールってどこ。
夢って何。
と思うと、私だって横っ面を張られた気分。
ただひとつだけいつも思うのは、
日々惰性で生きるんじゃなくて、
自分らしい時間を、毎日少しでも持とう、ということ。