デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

久しぶりに横浜図書館へ

2015-11-21 15:20:03 | お休み日記
昨日の夜北の湖が死んだことを知る。自分と同じ昭和28年生まれで花のにっぱちと呼ばれたなか、その中心にいた男のあまりにも早い死にショックを受ける。ガンだったという。前日もそんな身体を押して現場にいた。
午前中久しぶりに横浜中央図書館に行く。途中山道で歩いてるライオン君を見る。歩くライオン君を見るのは実に久しぶり。いつも座っているか転がっているかだもんな。カメラをむけるとニャーニャーいいながら近寄ってくる。可愛い奴だ。
図書館で本を返却。書庫の本のコピーをとって、2冊本を借りる。土曜日なので日ノ出町付近は中年の男たちでにぎやか。
自分ひとりなので、昼はオムライスをつくる。卵をなぜかスクランブルにしてしまう。ひどいのが出来上がる。味はまあまあだと思うが・・・
録っていた「昭和のサーカス」の番組と相棒を見る。西田さんも出ていた「昭和のサーカス」。貴重な映像もときおりはさみながら、なかなか内容のある番組だった。
明日から出張なので荷物をまとめて宅急便でだす。漂流民の会発行の史料集が届く。段ボール5個分。これも出張から戻ってからだ。
いろいろカードをとって休日は終了。いよいよ明日から今年最後の出張である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金町マリア

2015-11-21 09:20:34 | 買った本・読んだ本
書名 「黄金町マリア 横浜黄金町路上の娼婦たち」
著者 八木澤高明  出版社 亜紀書房 出版年 2015

野毛に長年通っている人間にとって黄金町のちょん間と呼ばれた高架下の売春飲み屋と大岡川沿いの立ちんぼの娼婦はなじみ深いものである。あの界隈を酔いにまかせて歩き、またよく大岡川の川沿いで声をかけられたものである。まさに悪場所の雰囲気ムンムンの通りだった。それがある日忽然となくなった。あのアホ市長中田の一声で取り締まりが行われ、街が消えた。いまはアートの街になっている。それからはほとんど行くことはない。
この街で生きていた外国人娼婦を追ったルポである。魅力的なテーマだと思うし、著者はタイやコロンビアまで訪ね、娼婦たちのその後、エイズで亡くなった娼婦の両親にまで取材をしている。ただあの傑作永沢光夫の「AV女優」を読んでいるから、それと比べてしまうと、薄いなあというのが正直な感想である。娼婦の何を知りたかったのか、それが見えてこない。著者のインタビューに答える娼婦たちもまだ本音を言っていない気がする。それを知っているからフォローの取材をしたのかもしれないが・・・
むしろ黄金町の色街がなくなってからの後日談の方がそこで蠢いていた人たちの生きざまが浮かんでくるような気がした。特にこれもずっと気になっていた「黄金劇場」というストリップ小屋のストリッパーと照明さんの話は面白かった。そういえば黄金劇場も摘発されて店がしまってからずいぶん経つ。がんばってまた再開しますからという貼り紙があったが、いまはもうない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

バックナンバー