デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ヒッチコック万歳!

2015-11-15 11:03:37 | 買った本・読んだ本
書名 「植草甚一スクラップ・ブック2 ヒッチコック万歳!」
著者 植草甚一 出版社 晶文社 出版年 1976

著作権が切れたヒッチコックの映画DVDセットが廉価版で購入できるようになったということもあり、10枚組セット2組を購入、出張先に持って行って移動中とかに見ていた。とにかく映画の面白さをよく知っている人だということがよくわかった。見た映画をすぐに忘れてしまうということもあるので、復習をかねて読むことになったのが本書。ヒッチコックが好きで好きでたまらない著者によって、ヒッチコックの魅力が熱く語られている。
特に面白かったのが、ヒッチコック映画の骨格をつくっているサスペンスとショックの使い方についての指摘。このサスペンスとショックの構成、組み合わせによってヒッチコックは映画をつくっていたと言っても過言はないのではないか。サスペンスをつくるための小道具(コップとかナイフ)や影をうまく使いながら、サスペンスをもりあげる、そこにヒッチコックの映画の面白さがあるというのが、植草のヒッチコック論の根幹をなしている。非常に的をついた指摘だと思う。ヒッチコックの映画がまた見たくなる一書である。復習にはならず、いろいろなことを忘れていることもよくわかり、つまりはもう一度映画を見直すことにはなりそうなのだが・・・・
ヒッチコックの映画はたぶん二度以上見るとその良さがわかるような気がしてきた。

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雨の家籠もり

2015-11-15 11:03:06 | お休み日記
朝から雨、走ることはあきらめ、家籠もりすることに。奥さんは知人の葬儀のため朝早く家を出る。なのでほとんど一日家でひとりですごすことに。パリがえらいことになったようだ。
午前中は溜まっていた雑用を整理、月曜に藤原書店で小山さんの本の新刊パーティーがあるのだが、そこでコメントをすることになっている。そのための資料探しと整理。
昼はネットのレシピを見て、ナポリタンをつくる。ちょっと量が多すぎ。飯を食べたあと借りていたアルトマンの「三人の女」を見る。なんとも不思議な映画だった。ピンキーという赤毛のドチな女が自殺未遂をするところから、様相がまったく変わる、とにかく不思議な映画であった。
このところはヒッチコック、アルトマンということになっているが、何回でも繰り返して見てやろう。
NHK教育のコンサート中継のなかで、神さんたちアートフレンドが呼んだチェコフィルの東京体育館での公演風景が流れた。ぱんぱんの客席で真剣に見るお客さんの表情が印象的だった。

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