デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

前へ前への明治に拍手

2008-12-07 00:14:04 | お休み日記
土日二日休めたのはありがたい。そして今日はラグビーの早明戦。すでに4敗して大学選手権に出場できない明治、そして対抗戦で優勝を逸した早稲田ということで、スタンドは例年になくガラガラの伝統の一戦だったが、素晴らしい試合となった。明治や京都産業大学といったFWでがんがん押すチームにとっては試験的ルール改正のモールでの引き落としが可能になった今年は苦戦を強いられてもしかたがなかったと思う。ただ明治はモールがダメでも前に進むスタイルを、真っ正面に貫いていった。そこが美しかった。あざとい反則は美しくなかったが・・・早稲田は帝京戦の反省がまったく生かされていなかった。結果ではなく内容をなんて言っていたこと自体が、敗北を予言していたと思う。球際での勝負、プレイスキックでの甘さ、それはいい試合をしようなんていう早明戦の怖さを知らない人がいう言葉であったことを証明する。浮足だっているのだ。今年のキャプテン豊田にはそれをコントロールする力がなかった。明治の藤田コーチが、我々には失うものは何もありませんからと前半戦のあと言っていたが、それを明治の選手は全員わかっていたと思う。
ただ終了5分前からの早稲田の猛然としたアタックは見事であった。負けられないということを本当にわかったのだろう。格好なんかつけるんじゃないよ、勝たなければという気持ちを、明治のフィフティーンに早稲田は教えられたのだと思う。最後の最後、同点になるはずのゴールキックが、まさかバーにあたってインしないとは・・・
ラグビーの楽しさ、怖さ、そして美しさを存分に見せつけたとてもいい試合だった。みんなきっとルール改正に戸惑っているのだろうとは思う。それはそれで問題があるとは思うが、明治が貫いた前へ前への姿勢、それはひとつの哲学であり、ラグビーの魅力なのだと思う。
いい試合であったし、明治が勝ったこと、それは本当に大きな意味を持ったと思う。
明治のラグビーはあまり好きじゃないけど、今日はそのひたむきでがむしゃらな姿が本当に美しかったと思う、拍手を送りたい。



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