書名 『マイナス50℃の世界』
著者 米原万里 出版社 清流出版 出版年 2007年
ヤクーツクから帰り、ネットでいろいろ検索していたら、米原万里さんが1984年に大黒屋光太夫の足跡を追ったTBSのドキュメンタリーの時に通訳として参加し、12月ヤクーツクを訪れたときのことを書いたエッセイをまとめた本が、幻の処女作として、大好きな出版社清流出版か去年出ていたということで、すぐに買い求めた。米原さんが本格的に作家としてデビューする前に書いたエッセイが中心になっているのだが、厳寒のヤクーツクの旅を実にいろいろな目線で見ているのに驚く。こっちがわずか3日間の訪問であったのに対して、米原さんたちは長期の滞在であったので、見えてくる世界は違うのかもしれないが、やはりその目のつけどころ、そして目線の深さは、凡人とは違う。短いエッセイ集で30分もあれば読み終えてしまえる本なのだが、私にとっては大事な一冊となった。
それにしてもレナ河を見なかったのは失敗だった。無理を言っても行くべきであった。万里さんはここで釣りに挑戦していたのに・・・・
満足度 ★★★
著者 米原万里 出版社 清流出版 出版年 2007年
ヤクーツクから帰り、ネットでいろいろ検索していたら、米原万里さんが1984年に大黒屋光太夫の足跡を追ったTBSのドキュメンタリーの時に通訳として参加し、12月ヤクーツクを訪れたときのことを書いたエッセイをまとめた本が、幻の処女作として、大好きな出版社清流出版か去年出ていたということで、すぐに買い求めた。米原さんが本格的に作家としてデビューする前に書いたエッセイが中心になっているのだが、厳寒のヤクーツクの旅を実にいろいろな目線で見ているのに驚く。こっちがわずか3日間の訪問であったのに対して、米原さんたちは長期の滞在であったので、見えてくる世界は違うのかもしれないが、やはりその目のつけどころ、そして目線の深さは、凡人とは違う。短いエッセイ集で30分もあれば読み終えてしまえる本なのだが、私にとっては大事な一冊となった。
それにしてもレナ河を見なかったのは失敗だった。無理を言っても行くべきであった。万里さんはここで釣りに挑戦していたのに・・・・
満足度 ★★★