デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

中国編 3

2008-12-03 05:19:46 | お仕事日誌
今日は朝飯をパスしてゆっくり寝せてもらう。10時すぎに起きて、部屋でメールのやりとり。一番の懸案事項に関しては、ひとつ見えてきた感じ。昨日ブラジルから来たメッセージにすっかり浮かれてしまい、理事のみんなにメールを送るはずなのに、全然関係のない人たちに送ったことが判明。あらためて理事にメールを送り、間違って送った人にお詫びのメール。
ホテルのレストランで昼食、内田チームが美味しいといっていたお粥を食べる。確かに胃に優しい美味しいお粥であった。部屋に戻り、会報用の原稿を作成。コーリャから電話、舞台道具をDHLで送りたいという。内田チームに確認了解を得る。
18時半ホテルを出発、一番乗りで会場へ。20時ガラショーの開始。その前にコンペティション部門の結果発表、みんな素顔なので、昨日の誰が賞をとったのかははっきりとわからなかったが、いいなあと思ったポケモンの鳩だしは金賞をとっていたと思う。それにしてもマジックファンというか実際にやっている若者は、ヤンヤの声援で大いに盛り上がっていた。
そしていよいよガラショーの開始。トップバッターは内田君。FISM以来になるのかと思う、彼のステージを生で見るのは。持って生まれたものというのだろうか、彼には華がある。今回は主催者からの要求で、カードではなく、クイックチェンジをやることになったが、華やかに演じてくれた。となりで見ていたコーリャが盛んに美しいと言っていたが、その通り美があった。二番目はウクライナのマジシャン。足二人羽織とでもいうのだろうか、足を使ってカードを出していく芸はめちゃ可笑しかった。ユニークさでは群を抜いていた。三人目はアメリカのクイックチェンジ。ネクタイやジャケット、シャツをファッション雑誌と同じものにするというなかなか洒落たマジックだった。四番目に登場したのが韓国のカードマジック。内田君のカードとかぶるということで、当初の予定のカードではなく、クイックチェンジに急遽変更させられたわけだが、アメリカでの大会で金賞をとっており、内田君もよく知っていた。なかなかいいですよと言っていたが、確かに魅せた。最初はピンだけをあてて、じっくりとマニピレーションを披露し、後半は音楽と照明を替えて、テンポよく盛り上げていた。会場の半分は占めていたであろうマジック愛好家の若者たちには大受けしていた。彼も華をもったマジシャンである。5番目はボトルを何本も次から次へ出していく日本人のマジシャン。地味といえば地味かも。ただ受けていた。トリはスペインのふたりのマジック。ダンボールみたいな仕掛けなど到底ありえない紙の箱の串差しは見事であった。最後は人間の腹から、狼男の変装をした人間が現れるというかなりグロいマジック。これは馬鹿みたいに受けていた。
ショーのあと全員揃ってのフィナーレ。粒揃いのなかなか充実したショーであった。
後片付けに楽屋に行くと、コーリャが電話を差し出し、ハーリックからだという。去年はここで会えたハーリックだが、今年は他の仕事の関係で来れなかったハーリック。相変わらず元気な声、一年ぶりに声を聞けてなによりであった。ホテルに戻ったのは、22時半。明日は5時出発だという。コーリャと近くのラーメン屋で青島ビールを飲んで、軽くビーフンラーメンを食べる。コーリャという男は本当にいい奴である。しかしこの店安い。二人で青島ビールの大瓶を2本、ラーメンを食べて20元。ホテルの冷蔵庫の缶ビール一本の値段と同じであった。24時部屋に戻る。明日が早いので軽くバーボンを飲んで就寝。

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