デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

静かな師走の夜

2008-12-16 12:08:15 | お仕事日誌
早くいまのもやもやを解消したいのだが、なかなか相手があることでうまくいかない。ということで時差はあるものの、相手先と連絡をとる。ひとりの芸人と直接電話で話をして、スケジュールが空いていることを確認する。
最終的に返事をもらっていなかったメンバーについて、ローマに確認の電話。問題ないという。早く返事しろよ!中国からDHLで送った内田君の荷物について、コーリャから電話が入る。彼もネットで追跡調査をしているようで、心配してくれている。内田君側の通関の書類があれば受け取れるということを確認しているので、心配しなくてもいいと答える。しかしコーリャは実に律儀な男である。このあたりがハーリックやローマたちに信頼されているところなのだろう。
昨日よりは少し気持ちが楽になり、クラブハイツへ。コマ劇場の閉鎖にともないいつ閉店になっても不思議はないということもあり、やはり最後は見届けておきたいと、いつもの仲間と店へ。いつも元気に迎えてくれるエレベーターおじさんの高橋さんがいない、あとで聞いたら病気で入院中とのこと。寂しいなあ、高橋さんがいないと。馬鹿話をしながら23時すぎまで。しかしこの店は本当に面白い。81歳のおじいちゃん(常連連さんらしい)が、コスチュームチェンジまでして、女性を相手に踊っている。自分はステップは踏めないのだが、楽しいそうに女性を回している。開店前から閉店すぎまで取材したら、面白いルポが書けるような気さえする。今日自分についてくれた女性は歌舞伎町でクラブを経営したこともある70歳ぐらいのおばあちゃん。この人がまたよく勉強している。生活のためでなく、店でこの秋から働くようになったという。大好きなテレビ番組が、「世界の果てまでいってQ」ということで、あの番組は自分も好きなので、盛り上がる。内装も素晴らしいところだけど、こうした時間を過ごせるというのは、まさにひとつの文化だと思う。かえすがえす閉店されるのが惜しまれる。
終電に間に合うように、店を出る。師走のこの時期であれば、まさにラッシュアワー並の人で群がっているはずの歌舞伎町の人通りが少ないのに驚く。それだけ不況は深刻ということなのだろうか。品川からの最終も、いつものこの時期だったら、超満員になるところなのに、本が読めるぐらいの混み具合、蒲田からは座ることができちゃった。
みんな忘年会どころじゃないというところなのかもしれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー

2008年12月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

バックナンバー