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センダンの古名は、楝(あふち)といいます・・・花は、今が盛りです

 センダンの花は、今が盛り!!

あっちこっちで咲いているのを見かけます

センダンの古名は、楝(あふち)といい、万葉時代から詠われている植物です

開花期は、5月中旬から6月中旬で、薄紫色の花が咲く様子はとても趣があります

センダンはセンダン科の落葉高木で、 だ円形の果実  をたくさん付けます

果実は秋~晩秋にかけて黄褐色に熟し、大きな核の部分(梅干しで言うとタネの部分)を果肉が薄く覆っているような感じです

早朝ウォーキングしていたら、朝日の照る中で、センダンの花が輝いていました

センダンの花は遠目には地味ですが、よく見ると筒状なオシベがとても特徴的で、個性的な美しさが感じられます

 花びらは5~6弁、竹とんぼが 回転しているような姿で、かわいらしく、やさしい、上品な花に見えます

万葉集で、楝(あふち)の花を詠った歌を見つけました

 「  妹が見し 楝の花は 散りぬべし 我が泣く涙 いまだ干なくに  」     山上憶良(やまのうえのおくら)

歌の意 ; (  愛しい人がかって見た棟の花はもう散ってしまいそうだ。 亡き人を偲んで流している私の涙がまだ乾かないというのに。  )

    「散りゆくあふち」には、再び「逢えない」悲しみを重ねた意味になっているのでね!!

 センダンの花をアップして見ました  

清少納言が『枕草子』に、「 木のさまにくげなれど、楝の花いとをかし。 かれがれにさまことに咲きて、かならず五月五日にあふもをかし。 」 と書いてあるそうです

清少納言はあふちの花を「いとおかし」と表現しているのは、とても趣があり美しいと想ったのでしょう

 センダンの花言葉は、「 意見の相違 」  だそうですが、変わった言葉です

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