日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
アイの花が咲き出しました
群馬・高崎の植物園で、アイの花が咲き出しているのを見つけました
これを見たのはもう10日ほど前ですから、今は満開になっているかもしれません
オオイヌタデに似た姿は郷愁を感じさせます
単にアイと云うと、藍染めの原料に使われるタデ科の植物の総称か藍染めの色のことをいいます
アイはタデ科イヌタデ属で、東南アジア、中国が原産地です
日本においては、主に「藍染め」に使われるタデアイのことを指しています
アイは古くから天然染料として使われてきましたが、現在では一部の伝統工芸を除いて、工業的に大量生産されるインディゴ染料にとってかわられ、趣味の草木染めとしてその技術が残されるようになっています
花が咲き出したタデアイ
タデアイは、茎の高さは50~80cm、葉は先のとがった卵形で、全体が赤みを帯びて黒ずんだ緑色になります
茎は紫紅色で節が目立ち、上部でよく枝分かれをし、夏に、枝先に紅色または白色の小花を穂状につけ、開花時期は9月~11月です
秋が深まると、茎は赤味を増します
タデアイの種子は、長さ2~3mm・卵形で3稜があります・・・熟すと黒色になります
濃青色の染料インジゴは、根や葉っぱを発酵させてとることができます
これから濃い青色のことを「インディゴブルー」と呼びます
なお日本最古の染料植物であるヤマアイも「藍」の名がついていますが、ヤマアイには青色色素インディゴは含まれず、緑色染料として使われていたと考えられています
日本の伝統的な色と云えば、「藍」のみで染めた色ではなく、「藍」に少量の黄の染料を加え、緑をからせたもの(=「浅黄色(浅葱色)(あさぎいろ)」)です
「藍」のみで染めた色の伝統的な呼び名は、「縹(はなだ)」色というそうです・・・「花田」と書くこともあるようです
藍色の表現を譬(たと)えて、≒「青は藍よりいでて、藍より青し」とのことわざがありますが、更にこれを譬えて、弟子が師よりも優れることを意味する「出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)」といいます
タデアイの花 アップです
タデアイの 花言葉は、「美しく装う」、「あなた次第」 です
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