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“蘭”の花顔ってなんとも面白い

“蘭”が今シーズンで、花屋さんの店頭には色々な花が飾られています

“蘭”の仲間はとても多く、世界に700属以上なんと15000種もあると言われていますが、この数を聞くと同じものなんてないようです

そんなにも沢山ある “蘭”の花 だけど、一つ一つをつくづく眺めると、その色・姿・形はとってもユニークで、綺麗さだけではなく味わいさを感じさせます

この数の多さの理由は“蘭”が、被子植物の中では最も後に地球上に現れた植物だといわれ、各生態系の隙間といえる過酷な環境に適応してきた為だと思えます

このため、左右対称・虫媒花の中ではとても効率のよさそうな花形に変異して、種保存には短期間と云える程急速に種間で交配が進み、種間雑種や属間雑種が多数生まれたと考えられているようです

 

ラン科植物の花は、非常に独特で、六枚の花びら(外花被片3、内花被片3)があり、左右対称になりますが、全部が同じ形ではありません

特に、内花被片の一枚が、袋や、手のひらをすぼめたような形、あるいはひだがあるなど、他の花びらとは大分異なった変わった形になっています・・・・これを「唇弁(しんべん、リップ)」、他の内花被片二枚は同形で「側花弁」と呼ぶそうです

外花被片も唇弁の反対側のものと残り二枚がやや違った形をしており、前者を「背萼片」、後者を「側萼片」といいいます

唇弁が下側に付き、雄しべ雌しべを受ける形は、なにかとっても身近な表情をつくっているように思います

   

“蘭”の花顔をみては、不思議の世界を其々醸してくれるのを感じ、一人悦に入っています   

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