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東芝の不適切会計で大揺れしてます・・・これって単に他山の石とおもっていませんか!?

東芝が不適切会計処理問題で大揺れしています

歴代3社長が辞任し、更にそれに関与したとして副社長4人、取締役16人のうち半分が引責辞任するそうです

東芝の経営理念は、「人間尊重を基本として、豊かな価値を創造し、世界の人々の生活・文化に貢献する企業つくり」だと云います

その経営ビジョンは、あくなき探求心を持って、一人一人が目的達成のためのつよい意志と実行力をもったプロになれとされています

そして、『チャレンジ』がイノベーション挑戦の合言葉になっていました

何故何故変な事をしたのでしょう

尻を叩く事しか知らなかった重役さんたちは辞任しても仕方ないですね

かって経営難を味わい日本経済を立て直した土光敏夫によって再生された東芝は、一体何を学んできたのでしょう

楽をして利を得る事を学んだのでしょうか

土光さんは確か技術屋さん出身だから、いい物づくりにはごまかしのない姿勢が重要だと教えたのではないでしょうか!?

まさか数字のお遊びを教えたとは思えません

企業が営利を求めるのは当たり前の事です

そしてそのために、その道のプロになれと叱咤激励されるのは、東芝社員に限ったことではないでしょう

戦後日本の繁栄を作った企業戦士たちは常にその道のプロになる事を目指して頑張ってきました

それは営利だけを目標にしたのではなく、東芝の経営理念同様、価値の創造を心掛け、生活・文化に貢献するためのものでした

その結果、国も一等国になり、企業も大きくなり、自らもプロとしての自覚と、老後の安定を得る事が出来ました

最近は成果主義がもてはやされ、従来の日本独特の年功序列型の経営は、情実多く無駄事の多いとみられるため経営スピードについていけないと淘汰されてきています

時代は刻一刻変化していますから、これからは以前と同じ考え方だけではやっていけないのかもしれません

しかしそうするためには、ごまかしてはダメです

誤魔化しは、ミスでなく、先食いですから、ツケは必ず残ります

数年前から日本の電機産業各社は韓国サムスンや中国等から追い上げ追い越され、苦しい体制を強いられていますが、そんな中で東芝だけは順調に高収益を確保し、何がいいのかなと素人ながら思っていました

東芝社員も他社に比べて、『チャレンジ』と尻を激しくたたかれていたのでしょうけど、昇給もよかったのではないでしょうか!?

でも社内ではおそらく各セクションで業績状況は分からないはずはなく、なぜ高収益になるのか不思議ではなかったのでしょうか!?

多分疑問に思いながらも、ふところの温かさにまあいいかの心境だったのかもしれません

仮の繁栄では心の安らぎは得られません

ツケが回ってきたのです

『チャレンジ』の仕方を見直し、誤魔化ししないで、勝ち抜く方策を模索努力です

技術までごまかしていたので無ければ、大丈夫

人事刷新、新東芝の頑張りを期待したいものです

またこの事は他人ごとではありません

これは、『他山の石以って玉を攻むべし』 です

詩経の言葉ですが、これは、『よその山から出た粗悪な石も自分の玉を磨くのに利用できる』という意味です

即ち、「他人(東芝)のつまらぬ言行(不適切会計)も自分の人格(信用)を育てる助けとなりうる」ことのたとえです


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