日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“イボタノキ”の花に、“ウスバシロチョウ”が留まっていました
ちょっと日がたちゃいましたが、先週榛名山麓の渋川公園に行った時、園内の片隅で、“イボタノキ”の花が咲き始めているのを見つけました
“イボタノキ(=水蝋樹・疣取木)”は、モクセイ科・ネズミモチ属の落葉低木で、日本各地の山野に自生しています
谷沿いの明るい森林や林縁に生育し、樹高は1.5~2mくらいになります
あまり分枝はせず、真っ直ぐのものが多数並ぶようになり、小枝が横向きに伸びて葉が並んで出るので羽状複葉の様に見えます
“イボタノキ”の葉は対生し、長さ2~5cmの楕円形をしています はじめは黄緑ですが、次第に深緑になり、表面につやはありませんが、柔らかい感じです
“イボタノキ”の花は低地では5月中頃から開花し始め、“ギンモクセイ”に似た芳香があります 枝先に花序ができ、筒状で先の四裂した白い合弁花を、総状に密集して咲かせます 雌雄同株の両性花で、それぞれの花冠は長さ8mmほど、花序は先端が垂れています
花の中を覗くと、雄しべが2本見えました
デジカメ でパチリ!!していたら、目の前に蝶が飛んできて、吸蜜を始めました
飛んできた「蝶」は、 “ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)”といって、アゲハチョウ の仲間だそうで、「ウスバアゲハ」と呼ぶこともあるようです 日本国内では北海道から本州、四国にかけて分布し、北方系の「蝶」なのだそうです
“ウスバシロチョウ”の前翅長は25~35mmあり、翅は半透明で白く、黒い斑紋があります 体毛は黄色く細かく生えています
毎年卵で越冬し、2~3月に孵化して、5~6月(寒冷地では7~8月頃)蝶となって飛び回ります
決まってこの時期に、透き通ったように見える半透明な白い翅に、黒い翅脈を装えて飛び回る「蝶」の姿は、もし「晩春」という言葉があるなら、「晩春の蝶」と呼ぶ名がふさわしいように思えます
植物でいう「蝶」のスプリング・エフェメラルといった感じです
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