日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
エンレイソウ(延齢草) と ハルトラノオが咲いてました
群馬・赤城自然園で、昨日は黄色を感じた話をしましたが、足元の春もたくさん見ましたので、お知らせします
まずはエンレイソウです
エンレイソウは、ユリ科エンレイソウ属(Trillium)の多年草で、別名をタチアオイといいます
エンレイソウの仲間 は、東アジア-ヒマラヤ、北アメリカに約40種が分布ており、日本ではエンレイソウ、オオバナノエンレイソウなど3~8種が知られています
主に湿り気のある谷間や落葉樹林の下に自生し、春に新芽を伸ばして葉を広げ、花を咲かせます
自然園の明るい落葉樹林の中で、沢山咲き出しているのを見つけました
エンレイソウの学名・「トリリウム(Trillium)」は、「3を基本の数としたユリ」と言う意味だそうで、この学名は、茎の先端近くに3枚の葉が傘が開くように付き、花は3枚の萼片(がくへん)と3枚の花びらの計6枚で構成されています
更に花柱(雌しべ)は先端が3つに分かれ、雄しべは外側に3本、内側に3本の6本が付くといった具合で、多くの器官が3を基数として構成されているところにちなんでいるのだそうです
エンレイソウは太く短い根茎から、高さ20~50cmの茎が一本伸び、その先端に3枚の葉を輪生しています
葉は葉柄を持たず、茎から直接でており、葉の形状は丸みを帯びたひし形で、直径は10~20cmあります
花期は4~6月、3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花をつけます
花は花弁を持たず、3枚の緑色または濃紫色のがく片を持ち、横向きに咲いています・・・アップ しましたが、変わった花です
エンレイソウは発芽してから開花するまでに、10年ほどもかかるそうです
でも株の寿命も永く、50年位生きるそうですから、草とは言えませんね・・・寿命の永さから、名前の延齢草がついたのでしょうか
エンレイソウの花言葉は、「 奥ゆかしい美しさ 」、 「 落ち着いた美しさ 」 です
エンレイソウの周りに、ハルトラノオの花がびっしり咲いていましたので、一緒に撮りました
ハルトラノオは、別名いろは草といい、春先早くから咲き出すので、そんな名前が付けられたそうです
日本固有種だそうで、その名前もいかにも日本独特といえそうです・・・タデ科イブキトラノオ属の落葉樹林の林床に生育する多年草本です
枯れ葉の下、地中に長く太い根茎があります
根出葉は卵形から卵円形で、先はとがり、基部は葉柄に流れ、葉身の長さは2~10cmになります
茎の高さは3~15cmになり、1~2枚の茎葉をつけます
開花時期は3~5月、茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花を咲かせます
花弁はなく、白く見えるのは萼(ガク)で、5深裂し、中から萼より長い赤色の雄蘂(オシベ)が8本あり、糸状の花柱が3本でています
ハルトラノオの花言葉は、 「 星への願い 」 です
花びら(実はガクなんですが・・・)が5つに割れているのを星に見立てたようですが、可愛いお星さまです
足元に咲く春の野草は、夢を感じさせてくれました
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