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野の花 ・ ‘ホトケノザ’ = ‘仏の座’

寒かった冬がやっと過ぎるかなと思える今日この頃、休耕されていた畑面一杯に‘ホトケノザ’が咲いています 
花の下の葉が茎を包み込むようになっており、これが仏様の蓮華座を思わせるようなので、この名前が付いているようです
 シソ科 比較的古い外来植物の一年草
アジア、ヨーロッパ、北アフリカと広く分布しています
日本では、北海道だけは見られないそうです
花は数段つく様に咲くので、別名が「三階草」といいます

  

長く唇形状の花で、上側にオレンジ色の雄しべがあり、蜜を吸いにくる蜂などの虫の背中に、花粉がつく仕掛けになっているようです 
 

筒状の花が華やかに咲いている時、‘ホトケノザ’は密やかに「第2の花」をつけています
この花は「閉鎖花」と言って、花冠が開かないで、そのまま種をつける花です
開花する花が遺伝子交換し、同じ遺伝子のものは自家受粉で、生き残すしたたかな野の花なんですね 
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