去る3月3日(月)、久しぶりに、未乗線の走破に出かけてきました。
この名目で出かけたのは、昨年8月末の「飯田線・辰野支線」以来、半年ぶり。(ホンマに久しぶりや…)
今回は、JR西日本エリアの未乗路線、福塩線(ふくえんせん)に乗ってきました。
あわせて、福塩線と接続している第三セクター線、井原鉄道(いばらてつどう)にも乗ってきました。
◇ ◇ ◇
平成26年3月3日、月曜日。天気晴れ。
朝9時過ぎに自宅を出発して、いつものように近鉄電車で京都駅へ-。
京都駅のみどりの窓口で、今日これから乗る「岡山までの新幹線切符」と、そして「青春18きっぷ」を買いました。
早いもので、もう、春の18きっぷシーズンなんやね~。(青春18きっぷ有効期間(春):3月1日から4月10日まで)
京都10時02分発「のぞみ101号」広島ゆきに乗って、ほぼ1時間で岡山へ到着。
今日のお目当ては福塩線だけど、先にまず井原鉄道に乗ってみようと思うので、新幹線で福山まで行ってしまわずに、岡山で下車です。
岡山駅では一旦改札口(出口)から出場して、すぐさま、今度は〝18きっぷ〟で在来線改札口から入場しました。
ここからは、18きっぷで動きます。(早速、使ってみる)
岡山11時14分発、倉敷回り伯備線直通の普通新見ゆきに乗り、約30分で総社(そうじゃ)に着きました。
「総社」というのは地名(岡山県総社市)ですけれど、その響きにはご当地の〝岡山弁〟に通じるものがありますね()。
単にそれだけの理由で言うのですが、総社とは実に岡山らしい地名だな~、と私は思っています。
総社駅へは、昨年の1月末に「吉備線」に乗ったときにも訪れております。
もっとも、あのときは、ここで伯備線から吉備線へ〝乗り換えただけ〟ですけれど。
そして今回も、この駅で伯備線から井原鉄道へ乗り換えるだけ!のために、やってきました
以下、画像です。
井原鉄道(井原線)
↑総社にて。
清音方向から、井原鉄道のディーゼルカーがやって来ました。可愛らしい1両編成です。
総社~清音間の一駅区間は、JR伯備線と井原鉄道とが線路を共用(共有)しているのだそう。
そういう事情を知らなかったら(実は私もよく知らなんだ…)、井原鉄道が伯備線に乗り入れているようにしか見えへん…、という感じやね
くれぐれも、ここでは「乗り入れ」ではなく、こう見えて、井原鉄道の列車も「自社線を走行している」っていうことになるんやね。
↑総社にて。井原鉄道のホームに入線してくる列車。
伯備線ホームと隣りどうしなのだけれど、井原鉄道とJR線とはホームが完全に区別されています。
↑総社にて。井原鉄道のホームで発車時刻を待つ列車。
画面の右側、線路を隔てて見えているのが伯備線(JR)のホームです。
双方のホームは橋上駅舎(通路)で結ばれていますが、改札口は別個になっていて、駅としては互いに独立しています。
伯備線で総社までやって来た私は、JRの改札口を18きっぷで出場し、通路を渡って、この井原鉄道ホームに下りてきました。
JRの改札口は有人だけど、井原鉄道の改札は〝無人駅〟で、乗車券は売られていませんでした。
※ワンマン運行に付き、列車の乗車口で整理券を取ってから乗り込み、降車時に乗務員(運転士)に運賃(現金)を支払う仕組み。
↑1両編成のワンマン運行ながら〝福山ゆき〟を名乗ります。(総社12時05分発、福山ゆき)
総社から神辺まで井原鉄道線を走り、神辺からはJR福塩線に乗り入れて、福山まで行きます。
↑総社から清音までの一駅は、井原鉄道と伯備線との共用区間。
この区間にて井原鉄道の列車に乗車した場合は、JRの乗車券類は使えません。18きっぷも使えません
※総社~清音間では、伯備線の列車に乗れば18きっぷが使えるけれど、井原鉄道の列車に乗ったら18きっぷは使えない、というルールです。
↑清音を発車すると、伯備線ともお別れして、高梁川にかかる長い鉄橋にさしかかりました。
大きくカーブした鉄橋やね。
↑吉備真備(きびのまきび)にて。
漢字書きの駅名板を撮りたかったのだけれど、ちゃんと写せませんでした。残念
ウィキペディアによれば、この駅名は、歴史上の人物・吉備真備のふるさとであることに由来しているのだそう。
ここの住所は岡山県倉敷市真備町。住所(町名)の「真備」の読みは「まび」。
↑いい天気の一日でした。
穏やかな風景を眺めながら、列車はスイスイと走っていきました。
↑田園地帯を高架でまたいでいく区間も多かったです。
↑矢掛(やかげ)にて。対向の総社ゆき列車と交換。
↑途中、踏切もありました。
ひたすら高架線を突っ走る印象なので、「ひょっとすると、井原鉄道には踏切が無いのかも…」と私はそわそわしておりました。
↑井原に着くところ。
↑まもなく神辺に到着するところ。
車窓に見えてきた線路は、神辺で接続するJR福塩線。
↑神辺にて。
井原鉄道の路線は、この駅まで。
列車はここからJR福塩線に乗り入れて、福山駅まで直通運転します。
↑新幹線の高架が見えてきて、まもなく福山です。
総社から1時間15分ほどの旅でありました。
目を見張るような絶景車窓は無かったように思うけれど()、乗り心地は快適で、結構楽ちんなディーゼルカーのひとときでした。
福山に着いた私は、一旦、改札口を出てみました。
高架ホームから階段を下りてきて、改札口を目の前にしたとき、
『ここで、18きっぷを見せたら…、きっと、普通に通れてしまうんやろな~』
と思ったりもしました。
もちろん、正直ダンポポは、実際にそんなことしません!
総社駅で井原鉄道の列車に乗り込むときに手にした「整理券」を福山駅の改札口で渡して、ちゃんと運賃精算をしました。
井原鉄道経由・総社→神辺間の運賃は1070円。
福山駅の改札口で、整理券と一緒にこの金額を支払いました。これで、井原鉄道の運賃支払をきちんと済ませたことになります。
「あと、神辺から福山までの切符は、コレで…」
と言いながら、やっぱり〝18きっぷ〟も改札口で呈示せねばならない、私でありました。