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甲斐の三枝

2013-01-27 | 歌会始
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 1月27日(日)07時10分20秒

>筆綾丸さん
三枝昂之氏には格別の関心はないのですが、山梨県甲府市出身なので古代豪族の三枝氏との関係がありそうだなと想像できて、ちょっと面白いですね。
辻邦生に『銀杏散りやまず』(新潮社、1989年)という作品があって、辻家のルーツ探しの経緯がいろいろ書かれています。
同書p73の説明によると、『甲斐国志』に「世ニ称スル所ノ三枝ノ七名トハ三枝・能呂・林戸・於曾・石原・立河・辻、是レナリ」とあり、三枝の分流は「三枝ノ七名」と総称され、春日部町で代々医家を営んでいた辻家も三枝一族だそうです。

辻邦生
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E9%82%A6%E7%94%9F
『銀杏散りやまず』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%9D%8F%E6%95%A3%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%9A

福島泰樹氏って短歌界の内田裕也みたいな感じですかね。
日蓮宗だと聞くと、少しだけ納得します。

岡井隆氏の歌会始での作品、「やうやくに行方見え来てためらひの泥よりわれは立ち上がりたり」は平明な歌で、前衛歌人の面影は全くないですね。
晩年になっての心境の変化なのでしょうか。
まあ、これだと、まるで津波被災者の歌のようで、仲間内での評判は期待できなさそうですが。

岡井隆
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E4%BA%95%E9%9A%86

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