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「東北における Hiroshi 旅行ポータルサイト」のお知らせ

2012-04-16 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月16日(月)06時35分40秒

>筆綾丸さん
東北観光博サイトに次の文章が出ていました。

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東北観光博ポータルサイト他言語版 一時閉鎖について

東北観光博ポータルサイトの他言語サイトについては、不適切な翻訳があるとのご指摘があり、これまでの間、適正化に努めてまいりましたが、修正に一定の時間を要することから、他言語サイトを一時閉鎖することといたしましたのでお知らせいたします。
なお、再開は、4月下旬を予定しております。
利用者の皆さまにはしばらくの間、ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


これをグーグルで機械翻訳すると、

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Temporary Closure of other languages for Hiroshi tourism portal site in Northeast

About Tourism in Northeast Hiroshi language of the portal site, there is pointed out that there is improperly translated, and far between, but we have been working to optimize, since it takes a certain amount of time to fix, today announced that they have temporarily closed the site and to other languages.
In addition, the restart is scheduled for late April.
To our users for a while, but will inconvenience, We look forward your understanding.
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となりますね。
Hiroshi って、あんた、いったい誰、てな感じですね。
外国人観光客は日本人観光客とは興味を持つ視点が違うから、本来は日本文を単純に翻訳すればよいといった話ではないんでしょうね。
ただ、今回の事態はそんな繊細なレベルではなく、固有名詞のチェックすらしないでアップしたというのですから、本当に想像を絶する職務怠慢であり、観光庁の担当部署の責任者は更迭すべきですね。

ちなみに「多言語サイトについてのお知らせ」の英語版は次の通りです。

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Temporal suspension of the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaign portal site

There have been reports of the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaign portal site containing many translation mistakes. Since then, we have been working hard to resolve this issue. Unfortunately, resolving this issue requires some period of time.
So we decided to temporally suspend the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaign portal site until late April.
We sincerely apologize for the inconvenience it may have caused you.


直訳すればこんな感じになるのでしょうけど、文化の違う人々がこれを読んで、事情が分かりますかね。
まあ、本当は責任を認めたくないし謝罪もしたくないと思っている官僚の形式的な謝罪文を翻訳することの困難さは、グーグル翻訳の変な英文が実証していますが。

東北観光博

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

ナマハゲや 脛に傷ある 馬の脚  ー観光庁 2012/04/15(日) 21:40:46
小太郎さん
そうか、実体法上の概念なんですね。

「観光庁」は、国交省内に、エイヤッとばかり適当に創設されたものと聞いていますが、やはりいい加減な機関なんですね。膨大な予算を持っているのだから、ケチらないで、ちゃんとした所に翻訳してもらえばいいのに。馬脚というか、馬鹿丸出しですね。

http://en.wikipedia.org/wiki/Sluice
「sluice」という単語は初見なので、何だろうと思いましたが、水門(すいもん)のことですか。オランダ語由来とのことですが、明治時代、日本はこの分野でオランダの技術者のお世話になっていますね。
グーグルの翻訳にケチをつけるほどの語学力はありませんが、由緒の冒頭が、いきなり「And enshrined・・・ 」で始まるのは、思考のプロセスが異質ですね。
「コンピュータの計算処理能力から導かれる一手を、人間の知性で理解し、同じような結論を導き出せるか」(羽生善治氏)
コンピュータの文法はどうなっているのか。うろ覚えですが、ニーチェの『善悪の彼岸』に、人は主部が述部を決定すると考えがちだが、本当は述部が主部を決定するのではないか、というような言説があったかと思いますが、冒頭の「And enshrined・・・」は、前文のどこかに主部がある、というコンピュータの判断なんでしょうか。
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